LAFログ
2024年3月15日
こんにちは!
ラフデザイン株式会社 ディレクターのカズキです。
ラフデザインのディレクターはクライアントへの提案から制作のディレクションを主な業務としています。
一口で制作のディレクション言っても情報設計などの制作ディレクションの他に
映像や写真撮影のディレクションもあります。
今回は写真撮影のディレクションについて発信をしていきたいと思います。
目次
撮影ディレクションの説明の前に
「ホームページ制作においてなぜ写真撮影が必要なのか」を解説します。
大きな理由の1つとして写真撮影を行うと実際の情報が伝わるので
質の高いホームページになり信頼感を得ることができます。
採用サイトであればより効果的で実際に働かれている方や会社の雰囲気を伝えることで
応募の獲得や、入社後のギャップをなくすことで離職を減らすことにも寄与します。
フリーの写真素材を使うと企業と全く関係のない写真が掲載されるのでイメージもしずらく
オリジナリティに欠ける「ありきたりなサイト」になってしまいますし
同業他社と写真がかぶってしまうなんてことになりかねません。
「この写真どこかでも見たことあるな」とユーザーに思わせてしまうと
あまりいい印象ではありません。
何より、企業の雰囲気やこだわり、強みはフリーの素材では到底表現できないので
写真撮影を行うことで実際の雰囲気や企業のこだわりを伝えることのできるホームページが
制作ができます。
撮影案件において最も大切なのは当日ではなく僕は事前準備だと考えています。
現場経験のあるカメラマンと共同で進めていくのであれば、
ある程度、概要の説明をすれば現場の進行はお任せすることができますが
お客様の動きや撮影する場所、物においてディレクション側の事前準備が不足していると
いくらスキルが高いカメラマンも動きづらくなってしまいます。
そのため、撮影を円滑に進行させるためには事前準備を徹底しその内容を
お客様やカメラマンなど、関係者に共有することが大切です。
ラフデザインの撮影ディレクションにおいて準備しておく項目は以下です。
・サンプルカットの収集
・カメラマンとの日程調整
・ロケハン(下見)
・香盤表の作成
・プロジェクトメンバーへの情報共有
それぞれの押さえておくべきポイントを詳しく解説していきます。
デザインカンプを基に必要なカットのサンプルを収集します。
必要なカットのリストアップだけでも問題ないかとは思うのですが
僕は参考になる写真も合わせて収集するようにしています。
一口で「社屋の写真」といってもアップなのか、引きなのか。画角はどうするか。など。
文字ベースでの共有だと伝わらない要素が多いので
お客様やプロジェクトメンバーと共通認識を持てるようにサンプル写真も収集するようにしています。
お客様からスケジュールを確認しカメラマンに共有する。
だけではないのがこの項目。
現場でのトラブルを避けるために当日、起こりえる事について考えて調整する必要があります。
撮影当日の現場の日の入り時間、天候、従業員の皆様の休憩時間や
稼働時間を加味した時間の確保と調整が必要です。
特に梅雨のタイミングや日の短い冬などは慎重に調整する必要があります。
実際に撮影する場所を事前に確認するロケハンも非常に大切な準備の1つです。
ラフデザインでは制作物のお打ち合わせでお客様先へ伺う機会が多いので
その際にロケハンの時間をいただくことが多いです。
ロケハンで大切にしていることはできるだけ撮影当日をイメージすることです。
時間による太陽の位置、光の入り方などを把握しテスト撮影(スマホで撮影)を行います。
当日、撮影の妨げになりそうな機材や設備に関しては
事前に移動可能か確認しておくことも大切なポイントです。
また、個人情報や会社の方針で映したくないものもロケハンの際に把握しておくと
当日、撮影前に移動させることができるのでスムーズに進行できます。
ラフデザインでは事前に撮影スケジュールを記載した香盤表を作成します。
香盤表があると当日、カメラマン含め関係者が動きやすくなります。
香盤表に記載する内容は以下の5点。
・撮影する時間・場所
・必要な小物など
・モデルがだれか
・カットのサンプル
・写真の用途
時間や流れを全体に共有することで今の撮影がスケジュール通りに進んでいるのか
遅れているのかがわかりやすいです。
モデルにも共有しておくことで次のカット撮影に向けた準備をしてもらえます。
要は香盤表を見れば次の動きと何が必要かがわかるようにしておくことが大切です。
香盤表を作る際に大切なのはとにかく余裕のあるタイムスケジュールで組むことです。
撮影する場所間の移動やモデルのスタイリングなど思ったより時間がかかることが多いので
ある程度のイレギュラーはカバーできるようなスケジュールを組むことが大切です。
香盤表とサンプルカットのリストを事前にカメラマン、デザイナーに共有します。
カメラマンには事前にスケジュールやほしいカットを伝え
デザイナーにはデザインカンプ制作に必要なカットに漏れはないかを確認します。
一番怖いのは欲しかったカットが撮れなかったということなので
それを回避するためにデザイナーにはしっかりと香盤表と
カット表を確認してもらうようにしています。
今回は
写真撮影におけるディレクション業務について発信しました。
撮影前にしっかりと準備をしておけば当日落ち着いて撮影に臨むことができます。
バタバタしていては写真のチェックがおろそかになり
思ったような写真が撮れていないということも起こり得るため
当日は撮影に集中できるよう、準備を怠らないことが大切です。
「事前準備」と「情報共有」この2つが撮影ディレクション成功の秘訣だと思っています。
読んでいただきありがとうございました!
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