WEB
2022年3月21日
ホームページを運用する場合、ホームページ用のデータを保管しておくサーバーが必要です。そのサーバーとして、クラウドサーバーを利用するという選択肢があります。クラウドサーバーは、従来のオンプレミスサーバーやレンタルサーバーよりも後に登場したものなので、知らないという方も多いでしょう。そこで、クラウドサーバーの特徴を、詳しく解説していきます。
クラウドサーバーは、ホームページ制作時に、事業者側が保有するサーバーを借りる形で利用します。自社でサーバーを購入するオンプレミスとは、所有者が異なります。物理的なサーバーを借りるという点では、従来のレンタルサーバーと同じです。ただ、レンタルサーバーは、1つのサーバーを、複数の利用者で共有する形となります。サーバーのCPUやメモリなどは、他のホームページ運用のためにも使用されます。それに対してクラウドサーバーは、物理サーバー内に作った、独立する仮想サーバーを利用するという違いがあります。一部共有する部分がありますが、CPUやメモリはクラウドサーバーごとに割り振られるため、共有する形にはなりません。
クラウドサーバーは、自社でサーバーを購入するわけではないため、ホームページ制作の際の初期費用が安く済むのがメリットです。そして、サーバーの基本的な運用やメンテナンスは、事業者側に任せることができます。そのため、ホームページの継続的な運用の手間が少なく済みます。また、クラウドサーバーを提供している事業者は、ホームページの容量に応じた料金プランを用意しているところが多いです。必要最低限の容量だけを使用できるため、全体的な費用が無駄になりにくいです。さらに、料金の追加で利用容量を増やせる場合が多いので、ホームページの拡張も問題なく行えるでしょう。
クラウドサーバーは、事業者のサーバーを借りているという性質上、カスタマイズに制限を設けられていることが多いです。そのため、希望していたホームページの仕様にできないということにならないよう、カスタマイズできる範囲についてはあらかじめ把握しておかなければなりません。
また、ホームページを問題なく運用できるかどうかは、サーバーを保有する事業者にかかっています。事業者が保有するサーバーにトラブルが発生した場合、そのサーバー上にあるホームページも当然影響を受けます。さらに、セキュリティ対策が脆弱なサーバーだと、ネットワーク攻撃を受け、ホームページ内の情報が抜き取られたり、ホームページ自体が悪用されたりしかねません。そういったことを防ぐために、IT技術が高く、セキュリティ対策がしっかりしている事業者を選びましょう。
ホームページを制作する場合、オンプレミスサーバーの設置、サーバーのレンタル、クラウドサーバーの利用という選択肢があります。それぞれ異なる長所と短所があり、いずれかが完全に優れているというわけではありません。したがって、どういったホームページを作りたいか、どのような環境でホームページを運用するかによって、選ぶ必要があります。そのためにも、クラウドサーバーの特徴はしっかり把握しておきましょう。
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