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2016年1月1日
近年、企業ごとの労働環境を大きく見直すための「働き方改革」が各企業において取り組まれています。
長時間労働などの非効率な働き方をやめることで、仕事の生産性を向上させたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
仕事の非効率性を解消するために、ITを用いたツールを活用する方法があります。今回はITを用いた働き方改革と、その事例について紹介します。
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ITを用いた働き方改革は様々な業界で取り組まれています。
ITを活用した作業効率化には、主に以下の3つが挙げられます。
・テレワーク、労働時間の管理
・クラウドサービスの活用
・単純作業をAIに任せる
具体的な内容と作業効率化の事例について、それぞれ紹介します。
子供を持つ母親や、介護が必要な家庭など働き方の多様性に対応するため、職場以外で仕事をする「テレワーク」の仕組みを導入する企業が増えています。
テレワークは、無駄な移動時間の削減や重要なリソースを確保するための有効な取り組みです。
テレワークにITを取り入れる以前は、上司が社員の勤務実態を把握しにくい点や、コミュニケーションが取りづらいなどの問題があり、なかなかテレワークに踏み出せない企業が多くありました。
しかし、テレワークにITを取り入れることで、社員の在籍と離席の状態をシステムが判別し、勤務実績を記録することが可能になりました。
そのため、社員ごとに日別や月別で集計することも可能となり、労働時間の管理とともに長時間労働の抑止力にも効果を発揮しています。
また、在宅勤務であっても、チャットやテレビ会議などを利用することで、コミュニケーションも問題なく取ることができます。
移動時間を減らすことと、業務のスピードアップという良い側面も期待できます。
クラウドサービスとは、会社が自社内にコンピュータ上でソフトウェアやデータを利用していたものを、ネットワーク経由で利用できるものです。
クラウドサービスを導入することで、自社でシステムやサーバーを置く必要がなく、購入・維持・メンテナンス等にかかる人件費やコストの削減も可能です。
クラウドサービスを用いた具体的なシステムには、勤怠管理や労務管理、経費精算、会議室予約等のサービスなどがあります。
いままで必要以上に時間がかかっていた間接作業が削減でき、その分の空いた時間を直接作業に活かせるようになります。
また、社内SNSやスケジュールの共有などを利用することで、社員同士のコミュニケーションを円滑にする効果が期待できます。
例えば、連絡したい相手が離席状態であっても、社内SNSであれば相手の状態を考慮せずに連絡可能です。
こうしてコミュニケーションが円滑になることで、業務におけるストレス軽減、モチベーションアップにつながるため、最終的には生産性の向上もみられるでしょう。
最近注目されているAIですが、単純作業はAIなどに任せ、社員が営業や企画提案などに多くの時間を割けるような体制をつくることも可能です。
AIを利用すれば、定型書類の作成やデータ入力などを自動化したり、書類の文字を読み取り、データ化して分類するなどの単純作業の効率化が期待できます。
最近では、AIの音声認識による議事録の自動作成を利用する企業もあります。
AIを有効利用することで、働き手のストレス軽減やモチベーションアップ、満足度向上による生産性向上の一助となります。
今回はITを用いた働き方改革と、その作業効率化事例について紹介しました。
IT業界は常に成長しており、それに伴いITを用いた働き方改革も常に進化しています。
こうした全体的な効率化が働き手のモチベーションアップにもつながり、さらなる生産性向上という好循環となるでしょう。
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