WEB
2016年1月1日
ユーザーは1つのデバイスに限らず、スマートフォンやタブレット、PCといった複数のデバイスをシーンによって使い分けています。サービスやコンテンツを提供している側としては、ユーザーを理解するためにも、それぞれで何を閲覧していたのかを知る必要があります。その際に必要となるのが「クロスデバイス」です。
今回は「クロスデバイス」の言葉の意味や解析方法を解説します。
目次
同一のユーザーが複数のデバイスを利用した際に、それぞれで閲覧したコンテンツの情報が引きつがれる技術のことです。
スマートフォンでチェックしていた商品が、自分のPCにも広告として表示されたことはありませんか?これにはクロスデバイスの技術が使われており、それぞれのデバイスを通して商品訴求を行っているのです。一般的にはGoogleアカウントなど、同一アカウントでログインした状態にしておくと、情報が紐づけられて広告が出やすくなります。
クロスデバイスと似た言葉にマルチデバイスという言葉があります。マルチデバイスとは複数のデバイスで同一のコンテンツを閲覧することです。例えば、スマートフォンとタブレットに同一の電子書籍アプリを入れておいたとして、どちらからでも以前読んでいた続きから閲覧できるのがマルチデバイスです。言葉の響きは似ていますが、意味は全く違うということを覚えておきましょう。
なぜクロスデバイスが必要なのか、その理由としては、ユーザーがデバイスを複数使い分けるようになったことが関係しています。
一昔前では、PCでインターネットを閲覧したり商品を購入したりするのが主流でしたが、現在はスマートフォンやタブレットを使って情報収集やショッピングを楽しむ人も大勢います。1人のユーザーがいくつかのデバイスを使うのはごく自然で、サービスやコンテンツを提供する側としても、ユーザーの動きを正確に知るための技術が必要となったのです。
この技術を活用することで、広告の効果を正確に発揮できるようになります。ちょっと気になって検索した商品の広告が出てきたら、思わず押してしまう人も多いのではないでしょうか。むやみに表示させる広告よりも効率的にユーザーへ配信できるため、コンバージョン率のアップにもつながります。
あるデバイスで広告をタップしたのちに、他のデバイスでコンバージョンすることを「クロスデバイスコンバージョン」と言います。例としては、スマートフォンで広告をタップしてサイトを閲覧したものの、このときは購入せず、後日タブレットから再訪問して購入した場合が挙げられます。
解析できる4つのサービスを紹介します。
あらかじめアカウントで User ID の設定と User ID ビューの作成をしておけば、クロスデバイスレポートという機能が使えるようになります。
初期設定でクロスデバイスにおけるコンバージョン測定が設定できます。広告のクリックとコンバージョン情報が結びつくため、アクセス解析にも便利です。
Yahoo!のログイン情報から同一ユーザーを紐づけてクロスデバイスでのコンバージョンを測定します。広告管理ツールから簡単に設定が可能です。
Facebookピクセルを広告に実装することで、クロスデバイスでのコンバージョンを可視化することができます。
クロスデバイスの言葉の意味や、解析方法を解説しました。今やデバイスを複数使ったインターネットの閲覧、ショッピングは当たり前の時代です。ユーザーが気になっている商品の広告をそれぞれに表示できたら、広告の効果も高まり収益も最大化していくことでしょう。
クロスデバイスを活用して、より正確で効率的な商品訴求をおこなってくださいね。
お問い合わせ
サービスやお見積りのご相談を承っております。 どうぞお気軽にお問い合わせください。
サービスやお見積りのご相談を承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
メールでお問い合わせ