2016年1月1日

「5G、5Gって聞くけれど、4Gといったい何が違うの？まだそのままで大丈夫でしょ」と思う人も多いでしょう。実際に使っていなければ体感できませんから、分からないのも当然です。機種変更などをするかどうかは別として5G対応のスマホはあるのか、またどのようなものかを知っておくのはよいかもしれません。

5G(5g)対応のスマホに変更する前に知っておこう

3G、LTE、4Gと5Gの違いってなに？

簡単に分けると3Gが携帯で、4Gと5Gがスマホです。それでは「G」とはなんでしょうか？これは「Generation」の略で、5Gを日本語に直すと「第5世代移動通信システム」となります。

4Gと5Gで何が一番変わってくるかというと、やはり通信速度でしょう。4Gと5Gを比べると、5Gの方が10～20倍速くなるといわれています。10倍の速度ということは、4Gではダウンロードに10秒掛かっていたものが5Gなら1秒以下ですむのです。

そのことにより、現在以上に動画をストレスなく観られたり、同時接続なども簡単にできたりするようになるでしょう。

5Gになると生活に影響があるのか

動画をストレスなく観られるという部分は、スマホなどで動画を観ない人にとってはあまり関係のないことかもしれません。それでは、ほかには何か実感できるものはあるのでしょうか。

例えば、実際にスポーツの試合会場にいなくても、まるでそこにいるかのように体感できる映像が送れるようになります。また、スマホで自由に観たい劇的シーンを見たり、選手のデータを探し出したりすることも可能です。

また、車の自動運転へ近づく可能性も高くなったり、医療現場では遠隔での手術が可能になったり、遠くにあるものを体験する授業が行ったりできるようになるでしょう。

今後の5G(5g)対応のスマホ

5G対応のシャープ「AQUOS R5G」

スペック

「AQUOS Rシリーズ」から2020年春に発売予定の5G対応AQUOS R5Gが発表されました。しかし、発売日はまだ決まっていません。

生体認証は、指紋認証と顔認証に対応しています。液晶ディスプレイは「Pro IGZO」、カメラはAQUOS初8Kワイドカメラ搭載です。

また、同時に5Gモバイルルーターの発売と2021年に発売されるスマホは、すべて5G対応になることも発表されました。

LG製5G対応スマホが技適取得

まだどのようなスマホかははっきりしませんが、5G対応のLG製スマホが総務省の技術基準適合証明(技適)を取得したとの報道がありました。おそらくNTTドコモ向けのものではないかといわれています。

まだ発表されていないことから、発売は夏モデル以降の可能性が高いでしょう。

NTTドコモの5Gプレサービス開始時に発表された機種

NTTドコモでは、2020年の商用サービス開始に先駆け2019年9月20日より5Gプレサービスを開始しています。それにあわせていくつかの試作機が披露されました。

それは、ソニーモバイルのXperiaシリーズ、LG製の2画面スマホ、サムスン製のGalaxyシリーズです。ただし、NTTドコモによると、どれも市販の予定はないとのことでした。

試作機を作ったメーカーから新機種が発売されるのか、別のメーカーから発売されるのかはまだ分かりませんが、本格的に5Gの新機種が投入されるのは2020年の夏ではないかといわれています。

まとめ

日本でも2020年3月から順次、大手キャリアが5Gの商用サービスを始めます。しかし、まだ5G対応のスマホ自体が出揃っているとはいえない状況です。

商用サービス開始に合わせてスマホが投入されるのか、それとも端末を投入するという話から5G対応のモバイルルーターなどになるのか見守る必要があるでしょう。