わかるようでわからない302リダイレクトと301リダイレクトの違い

WEB

2016年1月1日

インターネットを利用しているときに、ときどき3桁の数字を見かけることがありますね。これはhttpステータスコードと言いますが、この数字が何を意味しているのかと戸惑う方もいらっしゃると思います。この記事ではhttp302について、意味と使い方などを詳しくご説明していきます。

httpステータスコードの302リダイレクトとは?

httpステータスコードの302リダイレクトの意味を見ていきましょう。

そもそもhttpステータスコードとは

そもそもhttpステータスコードとは、どういうものなのでしょうか。http(The HyperText Transfer Protocol)は、Webでブラウザがサーバと通信する際に使用される通信プロトコルです。httpのステータスコードは、一定のhttpリクエストに対してサーバーが返す3桁のレスポンコードです。
ウェブでページ間を移動する際にはバックグラウンドで様々な処理がなされます。httpのレスポンスコードは、ブラウザーとページ・ウェブアプリケーションなどの間で行われている処理の関係を示すものです。

httpステータスコードは、いろいろなものがあります。100番台(案内)、200番台(正常処理)、400番台(処理失敗)、そして500番台(サーバーエラー)まであります。300番台は移転通知です。
httpステータスコードにより、リソースのロードの妨げとなっている問題の特定、ルート情報の追跡も可能です。

http302リダイレクトとは?

http302は、転送処理のステータスコードで、URLが一時的に変更されたときに使われます。例えば、ユーザーがロードしたいと思ったページが一時的に移動されていると「302 Found」と表示されます。

301リダイレクトとの違い

300番台のステータスコードには、まず301リダイレクトがあります。302は一時的なリダイレクトですが、永久的にリダイレクトするのが301です。
例えば、wwwサブドメインの有無、サイトリニューアルに伴う恒久的なURL転送を行う際などに使います。両者は検索エンジンの扱いが多少異なりますが、リダイレクト元のPageRankを引き継ぐことは同じで、SEO上の違いはありません。

303リダイレクトとの違い

こちらは新しいURLにGETメソッドでアクセスするリダイレクトです。フォームからPOSTリクエストでデータを送信した後に、リダイレクトして表示用画面へ戻します。「See Other」と定義されます。

307リダイレクトとの違い

307リダイレクトはTemporary Redirectで、一時的に別のURLへ移行させたい時に使います。302の機能と似ていますが、リダイレクト前と同じ方法でリダイレクト先へアクセスするという点で異なります。例えば、主系・幅系の2系統があるサイトで、トラブル発生時に他方にリダイレクトして処理を続行させる場合などに使います。

http302リダイレクトの使い方

302リダイレクトが、使われる場面はそれほど多くはありません。一般に、数日~1週間くらいのURL転送などに用いられます。例えば、商品キャンペーンページを一時的にメインページにしたい場合の転送などに利用します。より長期の例えば数カ月間の移行は基本的に301リダイレクトを用います。その間の2週間~3週間程度の場合は判断に迷うところですが、301にするのが無難です。

Googleでは、301リダイレクトは転送先が検索結果に表示されますが、302のような一時的な処理の場合は無視されます。ページの検索順位を維持したいのであれば、恒久的な301リダイレクトを使用した方がよいです。

まとめ

http302リダイレクトの意味と使い方、他のコードとの違いなどをご説明しましたが、お分かりいただけたでしょうか。ステータスコード303と307は実際に使用されるケースも少ないのですが、301と302は使われることが多いです。目的に応じて選ぶようにしましょう。

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