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2016年2月2日
スマートフォンの普及に伴い、オンライン広告の活用が増えています。
オンライン広告主にとって、どのように広告を展開していくのか、また、広告コストはどれくらいかけるのがよいのかが、悩みどころではないでしょうか。そんなときに活用したいのがroasです。
roasとは、広告コストに対する収益性を把握できる重要な指標のことです。オンライン広告においては、街頭広告のようなオフラインの広告とは異なり、広告コストと収益の関係性を数値化することが可能です。
当記事では、roasとはどのようなもので、どのように使われるものなのか、上手な活用方法についても分かりやすく解説します。
目次
まず、roasとは何を意味するのかについて詳しく見ていきましょう。
roasとは、英語の「return on advertising spend」の略語で「ロアス」と呼ばれます。この「return on advertising spend」は日本語にすると、広告費用に対するリターンという意味で、「広告費用対効果」と訳されます。
その言葉の通り「on advertising spend」、つまり費やした広告費に対し「return」である売り上げがどのくらいであったのかを測る指標として使われます。
それでは、roasはどのように算出されるのでしょうか。roasの算出方法はとてもシンプルで、以下の計算式で算出します。
roas (%)=広告経由の売上÷広告費×100
この算出方法で、広告費1円当たりの売上を把握することができます。
分かりやすい例を示しましょう。例えば、広告費に1万円を費やし、広告経由の売上が10万円だったとします。この場合のroasは、10÷1×100で算出することができ、1000%となります。
roasが1000%ということは、広告費に対し10倍の売上があったことを意味しています。つまり、1円の広告費当たり10円の売上があったことになります。
roasが何を意味し、どのように算出するものなのかについて解説しました。
それでは、roasはどのように活用するのがいいのでしょうか。
roas活用において、roasの特性をしっかりと認識しておく必要があります。
roasは、広告経由の売上を把握できる算出方法です。あくまでも広告経由で得た収益を測るものであって、全体的な収益性を把握できるものではありません。
roasの数値が高かったとしてもそれはあくまで広告費用に対してであり、全体としての収益は低いというケースもあります。
roasとは、広告にかけるコストが適正であるかどうかを判断する指標のひとつであるということを、しっかりと頭に入れておきましょう。
roasは収益性を測るひとつの重要な算出方法ではありますが、これは広告費用に対しての指標です。
仮にroasの数値が高い場合でも、それが必ずしも収益の良し悪しに直結するわけではありません。
roasの数値に縛られることなく、全体的な収益を見る指標のひとつとして活用するのがいいでしょう。
roasによって現在の広告費用対効果を測れるだけでなく、将来の広告キャンペーンをどのように展開していくのか、評価軸のひとつとしても役立つ指標です。
スマートフォンが普及し、ネットショッピングユーザーの数は増加傾向にあります。
ECサイトではスマートフォンなどのデジタルデバイス経由のアクセスが大半を占めており、オンライン広告の重要性も増してきています。
roasとは、デジタルマーケティングにおいて、より重要な指標のひとつであると言えるでしょう。
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