WEB
2016年2月16日
uxとはユーザーエクスペリエンスの略で、直訳するとユーザーの体験や経験を表す言葉でもあります。
近年では、ビジネスの中で「uxデザイン」という考え方が重要視されるようになっており、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
今回は、uxの定義や活用例、サービスを向上させるためにするべきことを紹介していきます。
目次
冒頭でもお伝えした通り、uxとはユーザーエクスペリエンス(User Experience)の略です。
ユーザーの体験や経験を表す言葉で、具体的には「ユーザーが製品・サービスを通じて得られる印象」という意味があります。
例えば、Webサイトを見て「デザインがきれい」「フォントが読みやすい」「確認メールが丁寧だった」なども、uxの考え方によるものです。
ユーザーが製品・サービスを利用する中で感じたことが、全てuxになると捉えて良いでしょう。
uxと似た言葉にUI(ユーザーインターフェース)という言葉があります。
インターフェースには「接点」という意味があり、UIは「ユーザーと製品・サービスとの接点・場所」を表す言葉として使われます。
例えば、Webサイト上のデザインや、ボタン、テキストなどがUIに当たります。
デザインがきれいだとサイトが利用しやすくなり、ユーザーにも良い体験を提供できるようになりますよね。
UIが分かりやすいと、UXも向上していきます。
uxの考え方や、似た言葉UIについておさえてきましたが、ここではUXの活用例を3つ紹介していきます。
メッセージアプリであるLINEは、誰もが利用しやすいUI設計を行ったことで、メールや電話よりも気軽に会話ができるというuxを提供しています。
直観的に操作ができるデザインに加え、1つの画面で会話の流れが分かるようにしたことも、LINEのUXが成功した理由となっています。
Google検索では、ユーザーが欲しい情報を検索トップや右横にアンサーボックスとして表示する、「強調スニペット」という機能があります。
WikipediaやWeb辞典から言葉の意味を引っ張ってきて表示させる機能で、ユーザーが知りたい情報をより早く手に入れられるようになりました。
検索がより快適になり、uxが向上した事例としても有名です。
投稿型レシピサイトとして人気のあるクックパッドは、スマートフォンアプリでuxを向上させました。
クックパッドのアプリでは、スマートフォンから料理の写真を自動抽出してくれる機能があり、作った料理記録を簡単に作成できるようになっています。
また、料理をお気に入り登録できる機能や、直感的に操作しやすいデザインなど、ユーザーによって良い体験を増やす工夫を重ねることで、アプリの利用者数を伸ばし続けています。
uxを使って製品・サービスの質をアップさせたいときには、どのようなポイントを意識すれば良いのでしょうか?
uxを向上させるためには、ユーザーに共感することがとても重要になってきます。
商品や新しいサービスを開発する際には、「ユーザーが何を必要としているのか」「体験を通じ、何を得たい・感じたいのか」を具体的に想定する必要があります。
・まず、ユーザー像を設定
・利用する過程でどのような体験をするのか考える
・ユーザーがどう感じているのかユーザー視点で体験する
uxを使ったサービスを考える上では、これらの一連の流れがあります。さらに細かく言うと、ユーザーが体験することがゴールなのか、体験したのちにゴールを設定するのかなど、最終的な目的を設定することも大切です。
uxの考え方や具体例、サービス向上のポイントをお伝えしてきました。
最近では、業界や製品・サービスに関わらずにuxの考え方が重要視されています。
質の高い製品・サービスが売れるとは限らない時代、他との差別化を図るためにもUXで製品・サービスに「良い体験・経験」を付加価値として加える必要があると言えるでしょう。
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