WEB
2016年2月17日
自サイトを管理する上で、アクセス数や流入を分析するツールは欠かせません。
特にサーチコンソールとグーグルアナリティクスは必須と言われていますが、その違いを説明できる人は意外に少ないです。
今回は、両者の違いと導入するメリット、連携させる方法などを解説していきます。
目次
ここでは、サーチコンソールとアナリティクスの違いを解説します。
サーチコンソールは、自サイト全体の管理をするツールです。
検索クエリは何か、表示回数、クリック数、CTR、平均掲載順位などが分かります。また、スパムリンクが貼られていないかなど、順位を下げる問題が発生していないかなども調べることができます。
グーグルアナリティクスは、アクセス解析ができるツールです。
自サイトへのアクセス数や流入経路、どのページにアクセスしているのかなどが分かります。設定すればコンバージョン率も測定することができるので、SEOの効果の分析などにも役立ちます。
サーチコンソールとアナリティクスの決定的な違いは、流入前のことを分析するのか、流入後のことを分析するのかといったところにあります。
サーチコンソールは検索クエリや表示回数、クリック数など流入前のことを、アナリティクスはどのページにアクセスしているのか、滞在時間はどれくらいかなど流入後の動きを詳しく分析します。
両者を使ったことがある人なら分かると思いますが、サーチコンソールには「クリック数」、アナリティクスには「セッション数(訪問者)」という項目があります。
クリックするということはサイトにアクセスしたということになるので、クリック数とセッション数は同じになるような気がしてしまいますが、この2つの数は設定しないかぎり同じにはなりません。
サーチコンソールはグーグル検索のクリック数しかカウントしないため、ヤフーなどの別の検索エンジンからのクリックはカウントしてくれません。一方で、アナリティクスはすべての検索エンジンからのセッション数をカウントします。そのため、両者の数は合わないようになっているのです。
サーチコンソールとアナリティクスを導入するメリットとしては、どちらも無料で使えるという点が挙げられます。
さきほど少し触れましたが、サーチコンソールにはスパムリンクが貼られている、サイトが違反行為に該当しているなど、グーグルからの大切なお知らせも届きます。
検索結果に表示されなくなったり、サイト自体がバンされたりなどのペナルティを科せられることもあるため、サーチコンソールは必ず導入して、毎日チェックする習慣をつけましょう。
サーチコンソールとアナリティクスの違いを押さえたら、両者を連携させる方法もチェックしましょう。連携することで、より効率よく各データを収集できるようになります。ただし、同一アカウントで両ツールを利用しているのが前提です。
「集客」内にある「サーチコンソール」をクリックし、「検索クエリ」を開きます。中に「サーチコンソールのデータ共有を設定」という項目があるので、そこをクリックします。
次に、プロパティ設定画面を開き「サーチコンソールを調整」をクリックします。ここで設定画面が表示されます。「サーチコンソールの設定」が表示されたら、「サーチコンソールのサイト」の下にある「追加」をクリックし、連携するサイトを選択、「保存」で完了となります。
サーチコンソールとアナリティクスの概要や両者の違い、連携する方法などを紹介しました。サーチコンソールは流入前のこと、アナリティクスは流入後のことを分析できるツールだということが分かりましたね。
SEO施策の効果は、検索クエリや表示回数、セッション数や流入経路など、さまざまなデータを収集して分析することが大切です。それぞれを開いて詳細を細かくチェックする時間がないときは、連携させて必要な情報を効率よくピックアップすると良いでしょう。
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