WEB
2016年2月27日
新しい商品の販売や新たなサービスのスタートなどといった情報は、多くの人はテレビや新聞、雑誌などといった媒体が報じるニュースを通じて知ることがほとんどかと思います。こういったニュースは、企業などが発信する「プレスリリース」をもとに、媒体が取り上げることで報じられています。
インターネットが広く普及した現在は、企業などの公式ホームページには大抵プレスリリースという項目があり、ホームページ内での公開もされています。これにより、媒体の記者だけでなく一般の人々の目にも触れる機会が多くなってきました。
今回は、プレスリリースがどういったものであるかを踏まえた基本的な書き方について、重要なポイントについても分かりやすく解説します。
目次
書き方を学ぶ前に、まずはプレスリリースが何で、どういった目的で作成するのかについて把握しておきましょう。
プレスリリースとは主に、新聞や雑誌、テレビといった媒体関係者や一般の人々に対して、最新の情報を発信、共有するための文書のことです。
企業などは媒体関係者に取り上げてもらう目的で文書の発信を行います。そのため通常は、媒体の記者宛てにリリースされるものです。
例えば、新しい商品やサービスの販売のスタート、イベントの開催などといった最新情報を発信し、この情報をもとに記者がニュースとして取り上げます。媒体が取り上げたことで新商品が話題になったり、それによる売り上げの向上や、企業認知度のアップなどが期待できます。
プレスリリースを作成するにあたり含めるべき要素と基本的構成は、以下のようになります。どの要素においても、媒体の記者の目を引きつつ、分かりやすく簡潔なものにするのが基本です。
・タイトル
発信する内容が一目でわかるタイトルを設定します。タイトルは最も目を引く部分なので、読んでもらえるようなものを作成しましょう。
・リード文
リード文は、何についての内容であるのかが分かるように、大まかな要約を作成します。
・本文
具体的な詳細を簡潔に伝えます。
・連絡先
興味を持った記者が問い合わせをする際に、コンタクトが取れる連絡先を明記します。この連絡先は企業の代表番号などではなく、プレスリリースの担当者に直接連絡が取れる電話番号やメールアドレスにします。
より有効なプレスリリースを作成するには、どういったことに気をつけたらよいのでしょうか。作成にあたり気をつけるべきことや、含める要素ごとの具体的なポイントを見ていきましょう。
作成する前に、まずはそのプレスリリースを発信する目的を明確にすることが重要になってきます。目的をしっかりと押さえた上で、リリースしたい情報を整理しておくこともポイントです。
また、リリースする価値があるか、つまり、タイミングなどを含め報道価値があるかどうかについての見極めも大切です。
媒体の記者は、日々数多くのプレスリリースを目にすることになります。そういった中で、取り上げてもらうための第一歩として、関心を引くようなタイトルの作成が必須と言えます。
リード文は、どのような内容であるのかの要約です。ここで気をつけたいのは、あれもこれもと伝えたいことを盛り込まないようにすることです。一番伝えたいことについて、3~4行ほどで簡潔に述べるのがいいでしょう。
本文は単に情報を詰め込むのではなく、読み手のことを考えた分かりやすい内容であることがポイントです。作成前に整理した情報をもとに、できるだけ簡潔な文書にします。箇条書きを用いて見やすくするのも有効でしょう。
また、本文を作成する上で注意したいのは、文章の客観性です。読み手によってとらえ方が異なるような形容詞は使わず、客観的で具体的なデータなどを用いて作成しましょう。専門用語を使う場合は、読み手が分かりやすい説明を入れましょう。
発信したプレスリリースをテレビなどの媒体に取り上げてもらえれば、それが結果的に収益のアップやブランドイメージの向上へのきっかけとなる可能性があります。
しっかりとポイントを押さえて、媒体関係者に取り上げてもらえるようなものが発信できれば、費用対効果の高いマーケティングのひとつであると言えます。
お問い合わせ
サービスやお見積りのご相談を承っております。 どうぞお気軽にお問い合わせください。
サービスやお見積りのご相談を承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
メールでお問い合わせ