【初心者向け】ヒューリスティック分析とは?定義と手順を解説!

WEB

2016年4月1日

より良いウェブサイトを構築したい、利用するユーザーの満足度を向上させたいというときに役立つ手法の1つに「ヒューリスティック分析」があります。これを使えば、ウェブサイトを相対的に評価し、サイトが抱える問題点を明確にすることができますよ。

今回は、その定義とやり方を初心者向けに解説します。

 

ウェブサイトを評価するヒューリスティック分析

ヒューリスティック分析は、ユーザーにとって使いやすい(ユーザビリティ)ウェブサイトやアプリを作るために必要な手法の1つです。本来はユーザーの動向やウェブに詳しい専門家が、経験や持っている知識から評価し、サイトの課題を明確にする際に活用されています。

 

ヒューリスティック分析を用いることで、競合との比較や相対的な評価がつけられます。サイトの課題が明らかになる一方で、分析をする専門家の経験値や考え方によって、評価が左右されてしまうというデメリットもあります。

 

正確性に欠けることから、他の調査と合わせて総合的にウェブサイトを評価することが多いです。

 

行う目的とは?

この分析を行う目的として、ユーザーの使いやすさを向上させることによってPVや売り上げをアップさせるというものが挙げられます。

 

ユーザーにとって見づらい・使いづらいウェブサイトは、ページをよく見ないまま離脱される原因となり、結果としてPVや売り上げといった成果にも繋がりにくくなります。

 

ヒューリスティック分析を行うことで、ウェブサイトの欠点・課題を明らかにして、より使いやすいサイトを作れるようになるのです。

 

ヒューリスティック分析を進める手順

ヒューリスティック分析を進める手順には、以下のような流れがあります。

・調査の対象範囲を確認する

・評価軸を設定する

・実際に分析を行う

・課題を抽出する

 

調査の対象範囲を確認する

まずは、調査を行う対象範囲を確認します。具体的には、ウェブサイトを通して達成したい目的や得たい成果、ウェブサイトを利用するターゲットなどを明確にします。

 

時には、サイト内の全てのページを予算や時間といった問題によって分析できないこともあります。そんな時には、ウェブサイト内のどこまでを分析するのか、対象範囲も決めておきます。

 

また、比較を行う競合サイトもピックアップしておきます。ヒューリスティック分析は、比較によって自分たちのウェブサイトが抱える問題点を洗い出します。

 

評価軸を設定する

評価軸の設定は、自社と競合サイトを比較する際に必要となります。ページの構造やデザイン、使いやすさなど、いくつかのチェック項目を考え設定していきます。

 

具体的には、「ユーザーにとって使いやすい導線が作れているか」「操作性に問題はないか」「自社らしさが表現できているデザインかどうか」「SEO観点で適切なコンテンツが設定されているか」などがあります。

 

実際に分析を行う

ここまで準備ができたら、設定した評価軸(チェック項目)をもとにして、評価を行っていきます。ここでは複数人の目で見て評価をすると、偏った評価になりにくくなり、総合的にウェブサイトを比較することができます。

 

課題を抽出し資料を作成する

分析結果をもとにして、自社サイトの欠点や課題を明確にしていきます。分析を行った日時や調査方法、競合サイトの情報、チェック項目、分析結果、今後の課題などを1つの資料にまとめると、ウェブサイトを修正する際に役立ちますし、今後に生かせる有益な資料となります。

 

ヒューリスティック分析を活用して成果アップを狙いましょう

ヒューリスティック分析を行うことで、自社サイトの問題点や課題をあぶりだすことができるということが分かりましたね。

 

課題を明確にし、改善や修正を重ねることで、ユーザーにとって使いやすいウェブサイトが構築されます。ユーザビリティの高いウェブサイトは、PVや売り上げがアップし、成果につながっていくはずです。

 

この分析方法を活用して、さらなる成果アップを狙いましょう。

contact

お問い合わせ

サービスやお見積りのご相談を承っております。 どうぞお気軽にお問い合わせください。

サービスやお見積りのご相談を承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ

0797-78-9240

営業時間 9:00~18:00(平日)

メールでお問い合わせ

×