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2016年5月13日
ビジネスシーン以外でも「eコマース」という言葉を耳にすることがあります。eコマースは今や生活に欠かせないものであり、その市場規模は年々拡大していると言われています。今回は、eコマースの意味や具体的な事例、メリットなどを詳しく解説します。
目次
eコマースとは、Electronic Commerce(エレクトロニック・コマース)の略で、電子商取引を意味する言葉です。ECと表現されることもあり、ネットショップやネット通販で商品を売買するビジネスモデル全体を指す言葉でもあります。
日本で本格的にeコマースがスタートしたのは、1995年ごろと言われています。その後、1997年に楽天市場が、2000年から日本版のAmazonがスタートしました。
日本での歴史は20年以上となりますが、現在ではモノの売買以外にも、ホテルや新幹線・航空券の予約、コンサートチケットの購入、保険の申し込み、ネットオークションにいたるまで、様々なサービスがeコマースによって提供されています。
eコマースは、ネット通販などの企業が消費者に向けて販売するだけでなく、企業間の取引きや、消費者間の取引きにも使われています。分類すると、以下の3つのパターンがあります。
・企業間の取引き(BtoB)
・ネット通販などの企業と消費者間の取引き(BtoC)
・オークションなど消費者間の取引き(CtoC)
どれもeコマースによる取引ですが、一般的には「ネット通販などの企業と消費者間の取引き(BtoC)」を意味することが多いです。
ここでは、企業と消費者間の取引きのeコマースの種類を紹介します。
こちらは自社ブランドの店舗を、オンライン上に開設するタイプです。メリットとしては、自社ブランドのカラーをはっきり出せること、実店舗を出すよりもコストが抑えられることなどがあげられます。
こちらはヤフーショッピングや楽天市場などの、オンライン上のショッピングモールに出店するタイプです。自社サイトを作るよりも簡単に出店可能で、最小限のコストで参入できます。しかし、競合が多いことから売り上げにつながりにくいデメリットもあります。
Amazonなどのプラットフォームを活用して、出品するのがマーケットプレイス型です。ユーザーはAmazonで買い物をしている感覚になりやすく、購入までの敷居が低くなり購入しやすくなるというメリットがあります。
eコマースには、売り手・買い手それぞれにメリットがあります。
売り手側のメリットとしては、店舗代がかからず失敗のリスクが少ないという点があげられます。実店舗を持つと、家賃や水道代・光熱費・通信費などがかかりますが、eコマースならそれらのコストを抑えることができます。
また、ネット通販で商品を購入する人たちが増え続けている点も、eコマースの魅力です。今後ますますニーズが高まっていくと予想されており、eコマースでの出店は売り手にとってメリットが大きいのです。
買い手側のメリットとしては、場所を問わずに買い物ができる、好みに合った商品を見つけやすいという点があげられます。スマートフォンを使えば、いつでもどこでも買い物ができますし、忙しい人も隙間時間で必要なモノが購入できます。
実店舗で買い物をしようとすると、好みの商品がなかなか見つからないこともありますが、eコマースなら複数のショップから好みの商品を検索することが可能です。また、複数のショップの商品の値段を比較したり、口コミを調べたりできるのも魅力的です。
eコマースは現在Mコマースへ、今後はVコマースへと移り変わっていくと予想されます。ここでいうMとはモバイルのこと、Vとはバーチャルを意味しています。
当初eコマースは、PCを介して普及していきましたが、現在ではスマートフォンなどのモバイル端末経由が7割を占めていると言われています。スマートフォンを使って時間や場所を問わずに、商品やサービスの売買が行われているのです。そして、今後はAR・VRといった仮想現実で発展していくと言われています。
いずれにせよ、eコマースは消費者にとってより便利になっていきます。売り手側は、eコマースのトレンドをよく理解し、サイトのシステムを見直していくことが大切です。
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