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2016年5月18日
データを収集・分析するデータサイエンティストは、ビジネス戦略を考える上で欠かせない役割を担っています。
しかし、将来的に「いらなくなる職業」とも言われています。
今回は、データサイエンティストがいらなくなると言われる理由や、仕事の将来性について詳しく解説します。
目次
ここでは、データサイエンティストという職業に関する基礎知識と、いらなくなる理由を解説します。
データサイエンティストとは、顧客データや売り上げといった企業が持っている膨大なデータを収集・分析し、ビジネスに活用できるようにする仕事のことです。
データサイエンティストは、収集したデータをフォーマット化し、扱いやすいように組み替えることや、ビジネス戦略の材料としての情報の収集・整理などを行っています。
データサイエンティストが将来いらなくなると言われてしまう理由に、AI技術の進化があげられます。
AI技術は日々進化しており、膨大なデータを自動で処理できる技術も開発されています。
AIによるデータ収集や整理、予測がさらに高性能になれば、データサイエンティストの仕事をそのままAIにお願いすることも可能となります。そのため、将来的に仕事がなくなってしまうのでは?と言われているのです。
また、職種の定義がわかりにくい・曖昧なことも、いらなくなると言われてしまう理由の1つになっています。
似た職業にデータアナリストやデータエンジニアがあったり、コンサルタントがデータサイエンティストの役割を果たす場合があったりなど、データサイエンティストには明確な基準がありません。
データサイエンティストという言葉そのものに対する疑問を抱く人もいて、職種として必要ないのでは?と考える人も増えています。
データサイエンティストはいらなくなると言われていますが、今後市場が広がるという予想もされています。
実際、企業が抱えるデータは日々増しており、データ分析ができる専門家の需要は高まりつつあります。
また、AIにはできない人間ならではな工程ができるというメリットがあるなど、決して暗い話題ばかりではないのです。
現在日本でも、データサイエンティストを育成する学部が創設され始めています。
具体的には、滋賀大学・横浜市立大学・武蔵野大学でデータサイエンス学部が創設されており、他にも東京大学や京都産業大学などで育成する学科・コースが増設されています。
海外にもデータサイエンティストを育成する大学は多数あり、アメリカや中国は100校以上、韓国では50校ほど学部・学科が設置されています。
どんなにAI技術が発展しても、データに含まれない情報や、業界の慣習を使ったモデル作成・開発の仕事は人間には劣ります。
そのため今後は、AIとデータサイエンティストの両立によって、データの分析や新しいモデル構築が行われていくと予想されます。
データサイエンティストはいらなくなる職業と言われていますが、需要が高いのも事実です。
今後AIの台頭によって仕事が減ってしまう可能性は0ではありませんが、今後も必要とされるためには、常に新しい知識や情報を入手していくことが大切です。
「AIができる仕事は任せる、できない部分をより磨き、自分にしかできない仕事をする。」など、データサイエンティストとして求められる人材になるために、自己研鑽に励んでいきましょう。
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