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2016年5月20日
ビジネスにおいて、顧客データや売り上げなどのデータを、次の戦略に生かすことはとても重要なことです。
そこで重要となってくるのが、データ分析ができる人材です。データ分析の専門家である、データサイエンティストやデータアナリストは、企業の将来を左右する重要なポジションと言われています。
今回は、データ分析に資格は必要なのか、取っておくと役立つ資格はあるのか解説していきます。
目次
データ分析の仕事をする上で、必ず持っていなければいけない資格はありません。ただ、トレンドや技術が流動的に変化するIT業界において、資格をアップデートしている人材の方が、価値の高いデータサイエンティスト・データアナリストと言えます。
ビジネスにおけるデータ分析を行う職業として、データサイエンティストとデータアナリストがあります。どちらもデータを収集・分析し、ビジネス戦略に生かす重要な仕事をしています。
実は両者に明確な違いはなく、どちらもデータを収集・分析する仕事に変わりはありません。ただ一般的には、データサイエンティストは予測モデルを構築したり、現状と比較したりする仕事が多く、データアナリストはデータの収集・分析の仕事が多いと言われています。企業によって呼び方が変わることや、適正によって仕事内容が異なる場合もあります。
データ分析の専門家であるデータサイエンティストやデータアナリストには、特別な資格は必要ありません。しかし、持っておくと役立つ資格はいくつかあります。ここでは、データ分析に役立つ資格を6つ紹介します。
情報処理推進機構(IPA)が主催する情報処理技術者試験は、基本から応用まで4つの種類がある国家試験です。
IT系の試験としてはめずらしい国家資格が取れる試験で、情報の基礎理論をはじめとして、プロジェクトマネジメントやデータベースに関する知識まで、情報処理に関する幅広い知識が問われます。
こちらも情報処理推進機構(IPA)が主催する試験で、先ほど紹介した情報処理技術者試験よりもさらに難易度の高い国家試験です。主に、データベースの設計や管理に関する内容が問われ、システム開発の上層工程に位置するスキルが求められます。
データサイエンティストとして、企業のデータベースを管理する仕事をする上で欠かすことのできない資格でもあります。
エルピーアイジャパン(LPI-Japan)が主催するOSS-DB(オープンソースデータベース)技術者認定試験は、民間の資格です。オープンソースのソフトウェアである「PostgreSQL」に関する試験で、データベースの設計や開発、導入、運用といった基本的な技術に関する内容が問われます。
統計質保証推進協会が主催する統計検定は、統計学に関する知識や応用力が測れる資格試験です。データ分析をする上で必要となる分析力に直結する、統計学の知識を確認することができます。
統計検定はレベルが5段階ありますが、データ分析の仕事をするデータサイエンティストやデータアナリストは、準1級の取得が望ましいです。
日本ディープラーニング協会(JDLA)が主催するG検定・E検定とは、事業を運営する人材であるジェネラリスト向けのG検定と、エンジニア向けのE検定のことです。こちらもデータ分析に欠かせない、機械学習や深層学習に関する知識を測ることができます。
Pythonエンジニア育成推進協会が主催するPython3エンジニア認定基礎試験は、データ分析に関わるプログラミング言語「Python」に関する知識が問われる試験です。「Python」がデータの整形・整理をはじめとして、データ分析のあらゆる場面で活躍します。難易度もそれほど高くないと言われており、「Python」に関する基本的な知識を確認したい人にもおすすめの試験です。
データ分析の仕事において、必ず取得しておくべき必須資格はありません。
しかし、トレンドや技術が常に変化するIT業界において、新しい情報や知識を取り入れていくことは欠かせません。データ分析の仕事を依頼する側としても、常に新しい情報をアップデートしている人材に仕事を依頼したいですよね。データ分析の仕事をしている人やこれから挑戦しようとしている人は、ぜひ資格を取得して、より付加価値のある人材を目指していきましょう。
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