WEB
2016年6月5日
何か知りたいことや調べたいものがあるときや、買い物をするときなどに、スマートフォンを使用するという方も多いのではないでしょうか。
スマートフォンをはじめとするモバイルデバイスのユーザーは世界中で年々増加傾向にあります。これに伴い、以前はパソコンを使っていたことも、今はモバイルデバイスで済ませるユーザーの割合が増加しています。
こういった状況の中、重要になってくるのが「モバイルユーザビリティ」です。
今回は、モバイルユーザビリティついて詳しくご紹介します。
目次
まずは、「モバイルユーザビリティ」が何を意味するのか、また、今後も重要となる理由について紹介します。
「ユーザビリティ」とは英語の「usability」のことであり、「有用性、使い勝手」を意味します。モバイルユーザビリティとはつまり、モバイルデバイスにおける使いやすさのことを指します。
モバイルデバイスでウェブサイトを表示させようとしたところ、パソコンで表示されるものがそのまま表示され、文字が小さすぎて読みづらかったり見づらかったという経験はありませんか。
このような場合、パソコン上では見やすいウェブサイトかもしれませんが、モバイルデバイスでは使い勝手が悪いということになり、モバイルユーザビリティに対応していないと言えます。
反対に、ウェブサイトにアクセスすると、ウェブサイト全体が表示される前に、モバイル用サイトを表示するかどうかのメッセージが表示されることがあるでしょう。その場合は、先ほどの例とは逆に、モバイルユーザビリティに対応しているということになります。
冒頭でも少し触れましたが、現在はどのようなウェブサイトもモバイルデバイスからのアクセスが増え、世界的にモバイルデバイスのユーザーが増加傾向にあります。また、モバイルデバイス上のアプリのユーザーも増加しており、この傾向は今後も続くと考えられます。
そのため、パソコンでの使用のみを想定したウェブサイトについては、モバイルユーザビリティへの対応が必須であると言えるでしょう。また、すでに対応している場合でも、モバイルユーザビリティをより向上させる工夫が必要です。
さらに、モバイルユーザビリティに対応しているかどうかは、Googleによる評価にも影響がある要素のひとつとされているため、ウェブサイト運営者にとってはSEOへの対策にもなります。
モバイルユーザビリティは、ウェブサイトをモバイルデバイスに合わせて縮小するといったことだけに限りません。モバイルユーザビリティをアップさせるためにはどういった要素があるのか、より具体的な例をいくつかご紹介します。
モバイルデバイスに適した表示であることは、モバイルユーザビリティの基本となります。これは、ページの表示サイズやそれに適した見やすいフォントやフォントのサイズをはじめ、ヘッダーをすっきりさせるなど、ユーザーが見やすく使いやすいデザインにすることを指します。
モバイルデバイスを使う場合、パソコンと大きく違うのは、ユーザーは画面をタッチしたりスクロールすることでコンテンツの閲覧を行う点です。
ページの下部にあるものを表示させるためには、画面を何度もスクロールする必要があるため、ユーザーは閲覧途中でスクロールを止める可能性もあります。
この点を考慮し、重要なコンテンツはページの上部、もしくはアプリにおいてはすぐにタッチできる位置に配置することが望ましいと言えるでしょう。
モバイルデバイスでは、パソコンでのマウスクリックによってアクセスするものすべてにおいて、ユーザーの手でタップする必要があります。
上述のスクロール同様、タップする個所が多いと閲覧のストレスになります。
そのため、タップが必要なボタンやリンクはできる限り最小限にする必要があります。また、指でのタップを考慮し、ボタンの大きさや配置にも気をつけるといいでしょう。
今回は、モバイルユーザビリティがどのようなものかについてご紹介しました。スマートフォンユーザーの増加に伴い、ウェブサイト運営者にとっては、モバイルユーザビリティがしっかりと考えられたウェブサイト、およびアプリ作りが重要であると言えます。
今後もモバイルデバイスを経由したさまざまなサービスの利用も増加していくと考えられるので、すでに対応済みであっても、より向上させることが必要になってくるでしょう。
お問い合わせ
サービスやお見積りのご相談を承っております。 どうぞお気軽にお問い合わせください。
サービスやお見積りのご相談を承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
メールでお問い合わせ