WEB
2016年6月15日
近年、「UI」という用語を見たり聞いたりすることが多くなっています。Webのコンテンツやサイトなどのデザインによく用いられる用語です。「UI」という用語の意味はなんとなくわかるけれど、深く理解している人は意外と少ないのではないでしょうか。
今回はこの「UI」について詳しく解説するとともに、現代社会に必要とされているUIデザインについてご紹介します。
目次
UIとは、User Interface(ユーザーインターフェース)の略で、Interfaceには「接点」という意味があります。
コンピューター関連のUIというと、利用者とコンピューター間で情報のやり取りをする入力装置や機器を指します。マウス、キーボードはもちろんのこと、ディスプレイなどの画面表示装置や、スピーカーやマイクなどの音声入力装置などもこれにあたります。
さらにUIは装置だけでなく、製品の外観そのものも含まれますし、Webページのフォントやデザインなども含まれます。
利用者と各種デバイスをつなげる役割があるUIですが、革新的な成長を遂げたコンピューターとの関係性をみていきましょう。
今でさえ一般家庭にも普及しているコンピューターですが、誕生した当初はCUI(Character User Interface)というインターフェースが主流で、キーボード入力と画面の文字表示だけでしか操作ができませんでした。グラフィック的な要素はまったくないもので非常に難しく、利用者は専門家などに限られていたのです。
その後、使いやすさを追求し誕生したのが、GUI(Graphical User Interface)というインターフェースです。
カーソルを利用して削除したいファイルを選択し、ドラッグ&ドロップしてゴミ箱に捨てる、という操作ができるようになったのもこのGUIのおかげです。
グラフィック的な要素を取り入れることで視覚的にわかりやすくなり、操作しやすくなったので、誰でも簡単にパソコンを使えるようになりました。GUIが生まれたからこそ、人とコンピューターの距離が近づき、現在のネットビジネスにもつながっているといえます。
UIと一緒によく使われる用語にUX(User Experience)があります。「利用者がサービスや製品で得られる体験」という意味で、快適にサイト閲覧ができる、フォントがわかりやすく文が読みやすいなどの経験を指します。
このようなサービスの質に関しての体験は、UXの代表的なものといえるでしょう。
UIのクオリティが高いと、利用者はより上質なUXを得られるので、UIはUXを高めるための重要な要素のひとつといえます。
現在は、さまざまなサービスの中で似たようなものがたくさんあり、Web上でも膨大な数のサイトが溢れています。そのような中で利用者の目を引きサービスの良さを伝えるには、周りとの差別化を図ることが必須です。
差別化をするには、どれくらい利用者のことを考えたものになっているかが求められ、利用者に寄り添ったデザインにすることが重要となります。
構成が分かりやすい、使い方が煩雑ではない、整理されていて情報を読み取りやすい、といった経験を得られるサイトならば、利用者に寄り添っているといえるでしょう。利用者とサービスの接点となるUIをいかに快適なものにするかを考え設計されたUIデザインが、今求められています。
UIは専門的な要素として扱いが難しかったにもかかわらず、グラフィック的な要素を加えたことにより広く一般にも普及しました。わたし達はそれを至るところで当たり前のように利用しているわけですが、更に快適なものを求め続けているといえるでしょう。
製品やサービスを提供する側は、利用者の満足度をいかに高められるかを常に考えながらUIデザインをしていく必要があります。UIの進化に伴い、UXはますます洗練されることでしょう。これからも成長を続けるであろうUIに、利用者は目が離せませんね。
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