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2020年6月10日
こんにちは!
みなさんは「ポケモンGO」というゲームは知っていますか?
このゲームにはARという技術が使われています。
今回はこれから発展していく技術として「XR」について紹介したいと思います。
XR(クロスリアリティ・エックスリアリティ)とはVR・AR・MR・SRなどの仮想空間技術や空間拡張技術の総称です。
VRはVirtual Reality、ARはAugmented Reality、MRはMixed Reality、SRはSubstitutional Realityの略です。
では、XRは何の略でしょうか。
「X」はX Reality、Cross Reality、Extended Reality等呼び方はいろいろありますが、つまりは様々な仮想空間技術や空間拡張技術のことを指します。
VR、AR、SR、MRというそれぞれの技術の境界線がだんだんわかりにくくなっているため、「XR」という「さまざまなリアリティ体験」という広い概念での表現です。
VRとはVirtual Realityの略で、「仮想現実」とも言われます。
VRの特徴は、「目の前にある現実とは違う現実を体験できる」ことです。
CGを使って現実に近い世界を作り出し、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を付けてその映像を見ることで、360度の3D空間を体験できます。
PlayStation VRなどのVR機器を筆頭に、ゲームなどのコンテンツとして広まっているほか、スマートフォンをセットして利用できるVRゴーグルも手軽に手に入ります。
バーチャルマーケットと言われる、VR/AR技術の発展やIoT、5G高速回線の実現により、リアルと仮想現実空間がさらに融合し、新しい生活スタイル「パラリアルワールド(並行現実世界)」を一足早く体感できる空間があります。
バーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレイなどのVR機器、PCから誰でも参加が可能であり、国内外の有名企業も出展しており、さまざまな体験を楽しむことができます。
また、スポーツや医療、不動産などもVRを活用しています。
このようにテレビや家庭用ゲーム機、スマートフォン、映画などのエンターテインメント産業だけでなく、さまざまな分野で活用されています。
ARとはAugmented Realityの略で、「拡張現実」とも言われます。
実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することで、目の前にある世界を「仮想的に拡張する」ことです。
VRとの違いは、「現実世界の映像があり、その上に仮想世界の情報が重なる」ということになります。
専用ゴーグルは必要とせず、スマホ等のカメラを通して見ることができます。
近年ではスマホ向けサービスとして比較的簡単に実現できることもあり、日常生活の利便性を向上させ、新しい楽しみを生み出せる新機軸の技術として注目を集めています。
ARが使われているものとして「ポケモンGO」は有名ですね。
こちらもさまざまな分野で活用されています。
イケアが提供するアプリ「IKEA Place」では、ARによって部屋の映像の上に家具の映像を重ねて購入前に配置やイメージを確認できます。
いいなと思った家具は値段をタップするとIKEAの公式通販サイトに飛んで購入することができます。
「マチアルキ」というARを使って情報発信できるアプリがあり、自分でコンテンツを作り、表示させる場所を登録できます。
さまざまな情報をスタンプラリーのようにARで読み取って集めて学ぶことによってコンプリート画面が表示されるので学校での教育や観光スポット等に使われています。
ARは現実の日常での利用性が高く、いろいろな活用が期待されます。
MRとはMixed Realityの略で「複合現実」とも言われます。
VRとARを融合させたものがMRという新しい技術です。
現在、MRを体感できるツールとして、マイクロソフトが提供するMicrosoft HoloLensというシステムがあります。
こちらは専用ゴーグルが必要ですが、VRのHMDとは違い、レンズが半透明になっています。
現実世界に仮想世界の情報やCGなどを取り込んで、ARのように単純に現実世界へデジタル映像を投影するのではなく、現実世界の中に仮想世界の情報や映像がまさにそこにあるように存在させるのがMRです。
カメラやセンサーを駆使することで、それぞれの位置情報などを細かく算出し、キャラクターの後ろ側に回り込んだり、近づいて自由な角度から見たり、目の前の空間にさまざまな情報を3Dで表示させ、そこにタッチし入力もできるようになります。
ゲームやエンターテインメントからビジネスシーンにいたるまで、あらゆる分野で今後の成長が期待される分野です。
SRとはSubstitutional Realityの略で「代替現実」とも言われます。
現在見えている映像に、過去の映像を重ねることで過去に起きた出来事を現在進行形で起こっているような「錯覚」を引き起こさせる技術です。
VRと同じくHMDを付けることにより、現在の映像を過去の映像と組み合わせた仮想空間を体験可能です。
SRにはまだ具体的な活用事例はありませんが、視覚だけでなく、聴覚・触覚などの他の五感を組み合わせた体験も模索されています。
これからもっとXR技術は進歩していくので、アニメやSF映画のような技術が現実でも体験できる日が来るのはわくわくしますね。
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