2021年10月12日

企業のホームページは単に作ればよいというものではありません。

そこで紹介する商品やサービスを少しでも多く顧客に購入してもらえるようにするためには、あらかじめ入念にターゲティングを行って狙った顧客層に少しでも多くホームページにアクセスしてもらえるようにすることがポイントになってくるのです。

そこで以下では、ホームページ制作時におけるターゲティングの重要性について見ていきます。

ターゲティングとは？

まずはじめに、ホームページ制作におけるターゲティングとは、ホームページをどのような人々に見てもらいたいかを明確にするという意味です。

このターゲティングを行うためには、自社の商品やサービスの実際の購入者の属性を分析したり、今後開拓していきたいと考えている顧客層を精査するなどして、対象とする顧客層を特定していく必要があるのです。

ターゲティングの重要性とは？

では、ターゲティングの重要性とはどのような点にあるのでしょうか。

まず言えるのは、対象顧客を明確にすることによって、ホームページに掲載すべきコンテンツが明確になるという点です。

例えば、20代から30代の女性をターゲットとして考えるのであれば、彼女たちが関心を持つようなファッショナブルなデザインを取り入れて見たり、今時の流行に関連したコンテンツを盛り込んでみるというのがアクセス数を伸ばす上では有効になります。

逆にシニア層をターゲットにするのであれば、少しお堅めの時事に関する情報などを多めにコンテンツとして盛り込んだ方が、より多くのアクセスが期待できるかもしれません。

また、シニア層の人々が見やすいように文字のフォントを大きくしてみるといった方法も有効でしょう。

ターゲットがクリアになれば、自ずとふさわしいコンテンツが決まってくるはずですので、結果的にホームページをより効果的なものにできるようになるというわけです。

また、対象顧客が明確になれば、SEOを行う上でどのようなキーワードを狙うべきかが明らかになります。

せっかく苦労してホームページを作っても、検索サイトでそれが上位に表示されるようになっていなければ、多くのアクセス数を見込むことは困難です。

少しでも検索順位を上げるために、SEOを行うことが重要になってくるわけですが、そのためにはホームページを見に来て欲しいユーザーがよく検索するであろうキーワードを見定めなければなりません。

しかしながら、そのようなキーワードは、ターゲットが明確になっていないと特定することは難しいでしょう。

そこで、ターゲティングを行うことによってキーワードを絞り込みやすくする必要があるのです。

サブターゲットを利用するのも有効

ターゲティングを行ったところ、どうしても対象顧客の属性を一つに絞るのが難しいということであれば、メインのターゲットの他にサブターゲットを設けるという方法があります。

例えば、住宅メーカーであれば、メインのターゲットをこれから家を建築しようとしている30代から40代の夫婦としたうえで、今後家のリフォームを行うであろう50代の夫婦をサブターゲットにするということが考えられます。

その上で、メインターゲットとサブターゲットがそれぞれ関心を持つようなコンテンツを用意してホームページに掲載することによって、より多くのアクセスを見込めるというわけです。

なお、サブターゲットは必ずしも人というわけではなく、場合によっては複数設定しても構いません。

ただし、あまりに多すぎるとどういう層を狙ってホームページ制作を行えばよいかが分からなくなってしまいますので、必要以上に増やし過ぎない方がよいでしょう。

ターゲティングを活用しよう

あらかじめターゲティングを行ったうえで、それを踏まえてホームページ制作を行うようにすれば、自社が見て欲しいと考えている人々からのより多くのアクセスが期待できるようになります。

せっかくコストをかけてホームページを作る以上、少しでもその内容を潜在顧客に見てもらえるようにするためにも、ターゲティングは必ず行うようにした方がよいでしょう。