WEB
2017年4月13日
Webサイト制作に携わる人であれば馴染み深いディレクトリマップですが、そうでない人にはわからない用語ですよね。仕事中にWebサイト制作に関連した内容がでてきたときにスムーズに話ができるように、ディレクトリマップについて理解しておきましょう。
今回はディレクトリマップの概要と、その必要性について解説します。
目次
ディレクトリマップは、簡単に言うとWebサイトのページの構成内容を一覧表にしたものです。ページリストと呼ばれることもあり、一般的にはページのID、名称、階層、ファイル名などの項目でまとめられています。
Webサイトの内容によっては、現行ページのURLやナビゲーションの内容、デザインテンプレート作成の有無など、さまざまな角度からリスト化する必要があります。サイトに必要な項目をあらかじめ検討し、フォーマットを作っておくようにしましょう。
サイトマップとディレクトリマップは似ていると思われがちですが、どのように違うのでしょうか。
ディレクトリマップはWebサイトの全ページを網羅したリストです。それに対しサイトマップはWebサイト内のコンテンツがどのように結び付けられているのかを、視覚的に示した資料をいいます。
しかし少ないページ数のWebサイトは、サイトマップとディレクトリマップが一緒になった資料を利用する場合もあるので注意しましょう。
ディレクトリマップはどのように役立つのでしょうか。その必要性を解説します。
ディレクトリマップの最大の役割は、Webサイトの構成を可視化してくれることです。サイトマップから読み取れるコンテンツの結び付きから、ページ構成を組み立てる詳細な仕様を一覧にすることで、誰にでも理解できるページ構成マップができます。
そして仕上がったディレクトリマップを元に内容を検討して、修正や削除、ページの配置換えなどをしながらより完成度の高い構成にしていきます。
ディレクトリマップがあるとWebサイトの中で、すでに完成したページや未着手の部分などを把握しやすくなります。進捗に合わせてディレクトリマップも更新することで、スケジュール通りに進められているかを管理できるからです。
さらにクライアントとディレクトリマップを共有しておけば、サイトの全体像をチームで把握できて業務の進行がスムーズになります。
Webサイト制作を外部の制作会社に依頼した場合、ディレクトリマップを作成し管理するのは外部業者になるでしょう。しかし、サイトが完成し納品された後のディレクトリマップの管理と更新は依頼した企業の管轄になります。
またWebサイトのコンテンツ運用を外部委託したとしても、ディレクトリマップを更新反映させる業務は依頼した企業でおこなうのがおすすめです。そうすることで、「委託業者の担当変更や委託先変更などでサイト内容を誰もきちんと把握できていない」という状況を回避できます。
また、ディレクトリマップを依頼した企業で管理しておくと、サイトのリニューアルやページ追加の見積もりをとる場合のトラブル防止になります。
ディレクトリマップはWebサイトの全ページの構成を把握できる一覧表です。その役割は進行状況の把握や構成内容の精査などで、Web制作にとって欠かせない資料となります。サイト内のコンテンツの繋がりを視覚化したサイトマップと合わせて、有効に活用していきましょう。
そして、完成したディレクトリマップは制作依頼をした企業が行うことでサイト内容の把握がしやすくなり、リニューアルなどで外部委託したときの見積もり精査がスムーズになります。
Web制作の肝となるディレクトリマップの質を向上させ、制作サイドだけでなくユーザーサイドにとっても充実した内容のサイトを立ち上げましょう。
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