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2021年11月6日
ホームページは、訪れる人の個人情報を保護するために、セキュリティ対策を施さなければなりません。
そのセキュリティ対策のひとつが、SSL化です。現代では、数多くのホームページがSSL化されています。
では、SSLとは具体的にどのようなセキュリティなのか、SSL化はホームページを運営する側にとって、どのようなメリットとなるのかを解説していきます。
SSLはSecure Socket Layerという名前のシステムで、インターネット上でやり取りされる情報を暗号化する仕組みとなっています。
企業のホームページでは、資料請求の送付先住所や、メールマガジン用のアドレスなど、訪れた人が個人的な情報を入力する機会が多いです。
ホームページをECサイトとして運営する場合、クレジットカードの番号を入力することも珍しくありません。
そのような個人情報は、何も対策をしないと、インターネットを通じて送られる際に盗み取られるリスクがあります。
その結果、住所が悪質な業者の手に渡ったり、クレジットカードが不正に使用されたりしかねません。
そこで、SSLを導入しておくと、送られる途中は暗号化されます。
暗号化はホームページのサーバーに届いてから解かれる形なので、第三者の手に情報が渡ることがなくなります。
ホームページをSSL化するためには、SSLを取り扱っているサービスに申請して、サーバー証明書を得なければなりません。
サービス側の認証を得られたら、サーバー証明書を受け取れるようになります。
そのサーバー証明書を設定に組み込めば、ホームページがSSL化されます。
SSLを取り扱っているサービスは、3通りに分かれます。
最も手軽なのはドメイン認証型で、ホームページのドメインさえあればSSL化が可能です。
費用が安いのも強みで、中には無料で利用できるサービスもあります。ただ、手軽な代わりに、信頼性が比較的低いのが弱点です。
信頼性が最も高いのは、EV認証型と呼ばれるもので、インターネット上のホームページだけではなく、物理的かつ法的に存在している企業しか利用できません。
第三者機関によって厳正な審査が行われ、条件を満たしていればサーバー証明書を受け取れます。
また、費用が年間で数十万円かかります。そのように、条件が厳しく費用も高い代わりに、圧倒的に高い信頼性が得られます。
そして、ドメイン認証型とEV認証型の中間に当たるのが、企業認証型です。
ホームページのドメインだけでなく、電話によって運営組織があるかどうかが確認され、書類の審査も必要です。
また、年間数万円の費用がかかります。サーバー証明書を得るための条件がEV認証型よりも厳しくなく、それでいてドメイン認証型よりも信頼性があります。さらに、費用もそこまで高くないということで、企業から選ばれることが多いタイプです。
SSL化を行うと、ホームページの信頼性が高くなります。暗号化されるということで、訪れた人も個人情報を入力しやすくなるでしょう。もし、SSL化をしていないと、ホームページを訪れた人に警告が出ます。
そうして、不安に感じた人は、ホームページの内容を確認せずに去ってしまう恐れがあります。
そこでSSL化をしておくと、人がホームページに留まりやすくなります。
さらに、セキュリティ対策のしっかりしたホームページを運営しているということで、企業のイメージアップにも繋がります。
また、SSL化をしておくと、ホームページに訪れる人の数が増える可能性があります。
検索エンジンでは、特定のキーワードを使用して検索した際に、SSL化をしているホームページの方が上位に表示されやすい仕組みになっています。
そして、上位に表示される方が、アクセス数が増える傾向があります。したがって、ホームページへのアクセス数を増やす、SEO対策になるというメリットもあります。
ホームページ自体は、SSL化をしなくても運営することが可能です。
一方的に情報を公開するだけであれば、SSL化は必須ではありません。
ただ、ホームページでは、訪れた人の情報を入力してもらう機会が多いです。
また、SSL化をしていないと、ホームページのアクセス数や滞在時間が少なくなる恐れがあります。
したがって、ホームページを運営する上で、SSL化はほぼ必須と言えるでしょう。
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