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2016年7月22日
エンジニアを目指す方にとって、「年収の高さ」は最も気になることではないでしょうか。
実は一口にエンジニアと言っても、平均年収に違いがあります。特に、最低年収と最高年収には大きな違いがあるのです。
今回は、エンジニアの年収事情と、より高い年収を得る方法を紹介します。
ITエンジニアと一口にいってもさまざまな種類があり、ジャンルによって年収もさまざまです。一概に『エンジニアは年収が高い』『エンジニアは年収が低い』とはいえないのが実情です。
まずは、代表的なエンジニア職の平均年収を見てみましょう。
・システム開発=年収約550万円
・ソフトウェア開発=約500万円
・ネットワーク設計・構築=約600万円
・運用・監視・保守=約500万円
・社内情報システム=約600万円
こうしてみると、どのエンジニアも500万円から600万円の年収は受け取れるように見えます。しかし、実際は最低年収と最高年収にかなりの開きがあるのです。
・システム開発=最高年収約1,000万円・最低年収約200万円
・ソフトウェア開発=約550万円・約420万円
・ネットワーク設計・構築=約1,200万円・約400万円
・運用・監視・保守=約900万円・約300万円
社内情報システム=約900万円・約250万円
ソフトウェア開発のように、一部では最低年収と最高年収の差が少ない業界もありますが、ほとんどの業界では両者の間に3倍以上の開きがあります。普通の会社でいえば平社員と部長・役員クラスの開きがあり、最低年収に近い人は生活も一苦労といった様子です。
そのため、平均年収にこだわらず、『いかに自分の年収を上げていくのか』が非常に重要になってきます。
ITエンジニアは、チャンスがあれば、どんどん年収アップの方法を実践していく必要があります。実力があっても、何もしないままだと最低年収あたりから抜け出すことができません。
サラリーマンというより、個人事業主に近い部分があります。
ここでは、ITエンジニアの年収の上げ方を紹介します。
IT系の企業は、比較的新しい業界のため古い慣習に縛られません。通常のサラリーマンのように『長く同じ会社で働く』ことが美学ではないため、より条件の良い会社への転職は頻繁に行われています。
また、IT系の企業は会社の規模によって年収が大きく違うことも特徴です。同じ会社に居続けることで、自分の能力より低い年収で働き続けることもあるでしょう。経験を積んだら、常に『この年収が自分に合っているのか』を考え、転職を意識する人は多いです。
国内企業に転職するよりも、さらに高収入を目指せるのが外資系の仕事です。外資系はほとんどの企業で【成果主義】をかかげています。日本企業のような年功序列の考えがないため、20代でも年収1,000万円を超える可能性も十分にあります。
ただし、その分だけ求められる力量が高くなることに注意が必要です。やり取りが英語になるため、エンジニアの知識に加えて語学力も必要になってきます。また、実力がないと判断されると実にあっさりと解雇になることもあります。
リスクとリターン、自分の能力を考慮した上で応募するようにしてください。
会社員以外で高年収を目指すなら、まず選択肢に挙がるのは『フリーランス』でしょう。会社員は一定の給料、休日が与えられますが、フリーランスは自分の能力次第です。収入に天井がないため、年収1,000万円を得る人も珍しくありません。仕事のスケジュールや取引相手も自分で決められるため、人生設計が自由自在であるというメリットもあります。
一方で、【仕事は自分で取らなければならない】【確定申告を自分でやる】【社会保険を自分で支払う】【社会的信用で劣る】というデメリットもあります。
退職金やボーナスがなく、全ての生活が自分次第であることも覚えておきましょう。
フリーランスとして高年収になったあとは、会社を設立して社長になるという手もあるでしょう。年収によっては所得税に比べて法人税の方が安くなるため、更なる手取りのアップも期待できます。
もちろん、社員の生活を守る、厚生年金を半分持つなどの責任も増すことから、難易度も最も高くなります。
今回は、エンジニアの平均年収と年収の上げ方について紹介しました。
ほかの業界に比べて転職の自由度が高いのがエンジニアの魅力です。能力に合った職場で働けるように、常に視野を広く保ちましょう。
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