キュレーションサイトとは…問題点と2019以降の展開

WEB

2019年1月29日

インターネットには、様々なジャンルのサイトがあります。

ブログサイト、ポータルサイト、ECサイト、コーポレートサイトなど、その中でもキュレーションサイトというのは、「まとめサイト…」のような感覚で捉えている人が多いのではないでしょうか。

今回はキュレーションサイトについて深堀りしてお伝えします。

キュレーションサイトとは?

キュレーションの言葉の由来は、ラテン語で「世話役」という意味に由来しています。

その後美術館や博物館に展示する作品の「収集」「整理」「展示」などを行う専門職のことを指す言葉になりました。

また、IT用語でキュレーションサイトとは、インターネット上の情報の「収集」「整理」「公開」、つまりある特定のジャンルの情報やテーマに沿った記事を集めて、読みやすい整理してサイトを構築しているサイトをいいます。

最近でいえばMyLabo(マイラボ)が提供しているサービス「書かないアフィリエイト」もキュレーションサイトといえます。

書かないアフィリエイトとはつまり、RSS(フィードバック配信)を利用したサイトです。 サイトにRSSで収集した記事のリード文だけ載せる仕様にして、「続きを読む」をクリックすると元記事に飛ぶようになっています。

つまり記事を書かなくても、RSSでジャンルに合わせた記事を自動で集めてサイトを構築しています。

キュレーションサイトは問題だらけ…

キュレーションサイトは記事を大量生産することで、SEO効果を狙って上位表示させる方法でもあります。

多くの記事は、他のサイトの記事をリライトまたは引用して作っています。その為オリジナルコンテンツではなく、記事の信ぴょう性も高くないことが過去に何度も問題になっています。

それらの問題を解決するためにニュースサイトでは、専門家がピックアップをした記事とコメントを掲載して、信頼性を高める努力などをしています。

キュレーションサイトとは…今後の展開

キュレーションサイトが好きなネットユーザーもいれば、情報源を疑って嫌う人もいます。

ネットユーザーにとって、ジャンルやテーマにまとめられていて時事ネタなどタイムリーな情報収集する手間が省けるのでメリットの部分もあるのですが、情報源の信ぴょう性が低い点や、多くのキュレーションサイトがオリジナルコンテンツではなく他のサイトから記事を引用するのですべてが同じ情報になりがちな点が問題視されています。

大手キュレーションサイトでは独自のアルゴリズムで自動でターゲットユーザーに合わせた記事をピックアップするなどしてますが、Google検索結果の上位表示にキュレーションサイトばかりが表示されることは問題視されています。

まとめサイトとは何が違うのか?

まとめサイトとキュレーションサイトは同じ系統のサイトですが、もしも分けるとしたらまとめサイトは、収集した記事内容を取捨選択することなくまとめたサイトで、キュレーションサイトは良質なコンテンツや記事を取捨選択して新しい価値を持たせていることではないでしょうか。

それだけに、キュレーションサイトには信用力が必要です。 ただ記事を作るブロガーにとっては自分の書いた記事がキュレーションサイトだけで掲載されるばっかりでは、アクセス数があがらずブログ集客にもなりません。

また、記事の著作権に関してもまだまだ曖昧さがあるのでキュレーションサイトは現在も増え続けています。 そして今後キュレーションサイトが自動化されることで、オリジナルコンテンツの価値が脅かされることが懸念されています。

まとめ

本記事では「キュレーションサイトとは」というテーマでお伝えしました。

近年ではインターネットリテラシーが向上してネットの情報に不信感を抱く人も増えています。

Google検索ではなく、SNS検索で個人で信用できる人の発言に注目が集まり、インフルエンサーという言葉も生まれました。

今後キュレーションサイトは、どのような展開をみていくのでしょうか。

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