サーバー保守とは?その意味合いと業務内容を解説

WEB

2019年1月16日

企業や社会にとって欠かせない存在となっているITは、さまざまなサービスと機能を提供するコンピューターであるサーバーの力で成り立っています。つまり、サーバーが安定稼働していないと、ITもスムーズに機能しないのです。

現代社会にとって非常に重要な役割を担うサーバー保守とはどういうものなのか、その内容について解説します。

サーバー保守とは

サーバー保守」とは、サーバー稼働が常に安定するようにメンテナンスを定期的に行い、監視していくことをいいます。

安定した状態をいつ何時も維持しなければならないので、監視を的確に行うという意味で警備員や警官のような側面があります。一方で、状況が変化した際に即座に反応し、問題発生時に最適で正確な行動を選択するという意味では、俊敏にストイックに行動するアスリート的な側面もあります。

企業は、システムやサーバーがどんな状況においてもきちんと作動しているからこそ活動ができます。

サーバー保守の業務はあまり目立つ仕事ではありませんが、保守の安定が企業運営を維持するという点からも極めて大切な業務といえます。

サーバー保守の知識と資質

サーバーとひと口に言っても、その種類はWebサーバー、データベースサーバー、ファイルサーバー、アプリケーションサーバーなど広範囲です。どのサーバー保守作業をするにしても、セキュリティやネットワーク、OSの知識が必要となります。

アプリケーションサーバーに関しては、システム開発の技術や経験、知識がなくてはなりません。

自社にサーバーを置かないでクラウド上でサーバー運用をするところもあるので、クラウドサービスについても勉強する必要がでてきます。

サーバー保守の主な作業内容

サーバー保守は対応に不備があると、ビジネスチャンスを逃したり取引先の信用を失う事態になりかねません。

サーバー業務の中でも特に対処時間や費用面の比重が大きく、重要な役割を担うサーバー保守業務の主な内容を解説します。

システムのバージョンアップやアップデート

システムや新規プログラムの導入

ユーザーの利便性と満足度を高めシステムをより使いやすくするために、新システムや新規プログラムを導入する業務です。

ユーザーが欲している事案を明確にさせ、限られた資源の中でベストなシステムやプログラムを取り入れるには、豊富な知識と経験が求められます。

不具合やバグの原因究明と修正や復旧対応

保守作業において最も重要な仕事のひとつである、予期せぬ突然のトラブル対応です。突如不具合が発生したり、潜在バグが表面化したときなどに原因を探し出し、バックアップの状況から復旧させるためのプランニングをするなど正確で素早い対応が求められます。

システムやサーバー全体をよく理解している必要があり、体力的にも精神的にも大変な作業です。

メンテナンス

企業運営を脅かしかねないシステムダウン発生を回避するためには、定期的なメンテナンスを行うことがなによりも大切です。

メンテナンスには、OSのイベント、アプリケーションのログ、ハードウェアのステータス、ネットワーク使用率、ハードウェアやCPUのメモリなど、多岐にわたるチェック項目があります。

UPSやルーターなどの機器を使っている場合は、メンテナンスをしなければならない機器数が増加するので管理も大変になります。こういった場合は、ソフトウェアの力を借りて自動的に監視すると作業負担軽減になるでしょう。

企業を支えるサーバー保守は縁の下の力持ち

サーバー保守業務は、スムーズな企業運営を支える極めて重要な役割を担っています。運営の根幹である各種サーバーを安定させトラブルを解決し、利便性を追求していく役目を担うこの業務は、セキュリティ、ネットワーク、OSの知識や、システム開発の技術や経験、クラウド上でのサーバー運用知識が必要となります。

新システム導入やバージョンアップ、定期的なメンテナンスから突如浮上するトラブル対処と、オールマイティにこなせる能力と経験が必要とされ、的確な判断力と技術が必要不可欠といえるでしょう。

これからサーバー保守は、ますます要求される知識が増えていく傾向にあります。ユーザーの意識に基づいた業務改善や整理が、常にしやすい職場環境の構築が望まれます。

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