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2022年9月10日
企業が作るホームページにはいくつかの用途があります。
その中で、自社に関する網羅的な情報を発信する役割を担うのがコーポレートサイトです。
コーポレートサイトは会社の顔となるホームページと言えるでしょう。
ここでは、顧客や投資家に自社を知ってもらい、理解を深めてもらうためのコーポレートサイトの具体的な内容について解説します。
コーポレートサイトは自社を紹介するホームページであり、基本的な会社情報の記載が欠かせません。
少なくとも正式な会社名と本店所在地、設立年月日、それに事業内容は記載しておきたいところです。
資本金や売上高、従業員数などに加え、拠点所在地や営業時間、組織図や連絡先電話番号などを記載している企業もあります。
また、沿革や代表者のあいさつが載っているコーポレートサイトも一般的でしょう。
株式公開企業であれば、IR情報も重要です。
コーポレートサイトは会社の基本情報に加えて、経営理念やビジョンを含めて社会に語りかける内容をメインに掲載すべきホームページだと言えます。
事業そのものについての意気込みや実績を語るだけでなく、
事業を通じて社会にどのような貢献をしているか、またするつもりなのかといった内容から、
事業以外の社会活動の広報など直接的なマネタイズとは無関係の内容をメインとします。
コーポレートサイトを見てもらうことで、自社がどのような企業なのか理解を深めてもらうと同時に、
好意的なイメージを抱いてもらえれば成功だと言えるでしょう。
いくつものホームページを運営する余裕がないケースでは、コーポレートサイトと販売サイト、採用サイトなどを統合したサイトを運営することも考えられます。
しかし、余裕があるならコーポレートサイトと販売サイト、採用サイトは別々に作ったほうがよいでしょう。
その上で、各個別サイトへの効果的なリンクが重要です。
リンクで飛ばさなくても一緒にしておけばすべての情報が見られるとの考えもありますが、
専門特化したサイトの方が有利になります。例えば、会社について興味を持っている層に対して宣伝色を強調すると、閲覧意欲が低下する可能性があるからです。
一方で、具体的に商品の購入を考えている層にしてみれば、欲しいのは商品の詳細や価格の情報であり、そこに素早くたどり着けるサイト構成が必要です。
つまり、コーポレートサイトに両方の要素を詰め込んでしまうと、中途半端な効果しか得られない可能性があります。
ただし、コーポレートサイトに一切の商品紹介や採用関連の情報を掲載してはいけないということではありません。
新製品紹介として概要を掲載しておけば、興味を持った顧客が販売サイトや商品のブランドサイトへのリンクを踏んでくれる可能性が高いです。
また、各部門の仕事の様子やメンバーの紹介をキッカケに、就活中の学生などが採用サイトを訪問してくれる期待が高まります。
コーポレートサイトは会社を幅広く知ってもらうためのホームページであり、
自社のさまざまなメディアを意味するオウンドメディアの一種と考えてもおかしくはありません。
ただし、マーケティング分野でオウンドメディアという場合、
中長期的な展開で自社のブランディングや個別商品の販売につながる顧客の育成を目的としたホームページを中心とするメディアを指します。
この2つを比べた場合、とても似ている部分があり、1商品しか取り扱っていない企業であればほとんど同じものだと言えなくもないでしょう。
さらに、どちらも自社の業績アップを期待しているからこそ運営しているという点では同じです。
もっとも、それは販売サイトも採用サイトも同じことと言えます。
総体的で広報色の強いコーポレートサイトと、より具体的な目的を持つオウンドメディアは別モノと言うべきでしょう。
また、先に販売サイトや採用サイトへのリンクが重要だと述べましたが、
採用のためのオウンドメディアを運営する企業も増えていると言われており、
それも含めてコーポレートサイトからオウンドメディアへのリンクも重要になっています。
コーポレートサイトといえば、かつては大企業が運営するモノといったイメージが強かったかもしれません。
しかし、スマートフォンの普及により、インターネットによる情報伝達が当たり前になっている現在では、
企業規模の大小にかかわらずコーポレートサイトによる情報発信が大きな意味を持っています。
コーポレートサイトを構築し、必要に応じて新しいオウンドメディアを運営することで事業の加速を図りましょう。
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