WEB
2019年7月19日
「サーバー」がネットに関連する言葉ということは多くの人がご存知でしょう。
ところが、その言葉がどのようなものかを説明するようにいわれると、中には難しく感じてしまう人もいるかもしれません。
そこで、サーバーの基本的なことや種類などについてわかりやすくご紹介します。
目次
サーバーという言葉を耳にして最初に思いつくのは「レンタルサーバー」という人が多いかもしれません。もしかすると、ホームページやブログを公開するときに借りた経験がある人もいるのではないでしょうか。
そのため、サーバーといえばレンタルサーバーと思っている人がいても不思議ではありません。
しかし、サーバーの種類はそれだけではないのです。
WEBサーバー、メールサーバー、データサーバー、DNSサーバー、FTPサーバー、SSHサーバーなど数種類あります。
この中でホームページなどを公開するときに使用するのが、WEBサーバーです。
WEBサーバーとはインターネットを通じて、ホームページやブログを見てもらったり、アプリケーションなどをダウンロードしてもらったりするための情報を保管しておく場所です。
自宅にあるパソコンのHDDは、自分でアクセスして見ることができます。それと同様に、WEBサーバーにある情報へアクセスすることで世界中の人たちが同じものを閲覧したり、アプリケーションなどをダウンロードしたりできるようになるのです。
いくら同じ情報が自宅のパソコン内にあっても、そこへ外部から直接アクセスされては困ります。
そこで、クライアント(インターネットを介してアクセスしてくる人)の要求に応じたサービスを提供するための情報を保管しておく専用の場所がWEBサーバーとなります。
形としては、一つのコンピューター(物理サーバー)の中の一部を借りて使う方法です。
一つのコンピューターの中には、複数の借主がいます。場所は借りるだけなので、レンタルサーバーを運営する会社が決めたルールの中で利用をしなければなりません。
メリットは、運営会社に管理やメンテナンスをしてもらえるため、知識がなくても手軽に使える上に料金も安く抑えられる点です。
一方デメリットは、好みのOSやプログラミング言語を使えなかったり、同じコンピューターを使っている人のサイトのアクセス数が高くなったりするとアクセスが重くなるなど影響を受けてしまうことです。
また、安価に利用できる反面、OSのバージョンが古い、またはストレージがHDDのままの場合もあります。
VPSと共用サーバーとの違いは、同じ物理サーバーを複数で利用するのではなく、所有者ごとに場所をきちんと分けて使える点です。そのため、ほかの利用者のサイトからの影響を受けにくくなります。
所有者に割り当てられたスペースは「仮想サーバー」と呼ばれ、管理者権限を持つことができます。そのスペース内をどのように構築していくかは所有者の自由です。
ただし、OSやアプリケーションなどを好きに選べる一方で、サーバーの構築やセキュリティの知識がない人にはハードルが高くなります。また、利用できる容量や性能は最初に決めた分だけです。
クラウドサーバーも仮想サーバーの管理者権限を持つことができるため、所有する場所を好きに構築できます。
また、VPSとの違いは、CPUやメモリなどの性能や容量を変えられる点です。それにより、サイトの大きさの変化に合わせて拡張、または縮小をすることができます。
ただし、日数や時間単位の料金体系をとっているところも多く、性能などをアップした時間が長くなればなるほど料金がかさむため、注意が必要です。
また、こちらもサーバー関連の知識がない人にとっては運用が厳しくなります。
専用サーバーは仮想サーバーではなく、物理サーバーを占有的に使うことができます。そのため、ほかの利用者の影響は受けないのが特徴です。
サーバーの構築、運用、セキュリティ、メンテナンスまですべての責任を所有者が持つことになるため、あらゆることをこなす知識が必要となります。
また、物理サーバー自体を借りることになるため、ほかのものに比べて料金も高くなります。
サーバーにも様々な種類がありますが、多くの人が通常使うのはホームページなどを公開するためのレンタルサーバーになります。
「レンタルサーバー=共用サーバー」のように思われますが、ほかにもいくつか種類があることを知っていれば、選択肢は広がっていきます。
サーバー関連の知識のある、なしで選ぶ種類が変わりますが、制約が少ないものにチャレンジしたい人は、知識を身につける勉強を始めてもよいかもしれません。
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