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2019年10月9日
こんにちは、ここ数年プライベートでガラケーを持っている人をほとんど見かけなくなりましたね。
皆さんもスマホを利用されている方が大多数ではないでしょうか?
スマホを駆使してインターネットを見たり動画を見たり・・・色々と使いこなしている方が多いと思いますが画面左上に表示されるLTEや4Gが何を意味しているかご存じですか?
今回はスマートフォンの通信形式である4G通信や通信を高速化する仕組みなどをご紹介していきます。
目次
ひと昔前からスマホを使っている人はご存じかと思いますが4Gの前は3Gでしたよね。
私たちが今使っている4Gは「4th generation」 の略で第4世代の通信形式という意味を持ち、初代である1Gの運用が開始された1979年からおよそ40年が経過したことになります。
また2020年には次世代の通信規格5Gの運用開始が予定されており、およそ10年ごとに世代が新しくなっています。
最も大きな変化は通信速度の高速化です。3Gの時代では動画をクリアな画質で観ることは速度の都合上困難でした。これが4Gになると高画質動画のスムーズな視聴や大容量通信が可能なまでに高速化しました。
ほぼ全ての都市部や近郊で高速な4G通信が展開されていますが山間部など一部の地域では3G通信のみが提供されている場合があります。
これは単に山間部で利用する人が少ないから提供されていないのではなく、3G通信の方が一つの基地局(電波を発信するアンテナを備えた施設)で広範囲なエリアをカバーできるからです。
通信を乗り物に例えるなら速度は一度に運べる乗客の数で遅延はスピードの速さだと考えてもらうと分かりやすいと思います。
遅延が少なくなると今まで困難だったリアルタイム処理が可能になるのですが、具体的にどのようなケースがあるでしょうか。
遅延が深刻な影響をもたらす場合の一つに「遠隔医療」があります。遠隔医療の現場では医師がモニターを見ながら患者から離れた場所で医療機器を操作します。この時、医師の操作したタイミングと機械の動作するタイミングにずれがある場合正確な操作ができず医療ミスを引き起こす原因となりかねません。
現在主流の4Gでは遅延が10ms(0.01秒)ありますが20年に運用開始予定の5Gでは1ms(0.001秒)に短縮されます。
僅かな違いに感じてしまいますが、医療現場や自動車の遠隔操作ではこの違いが大きな差となります。
スマホの種類や携帯会社によっては4GではなくLTEと表示される場合がありますが両者に違いはあるのでしょうか? 技術的な面で若干の違いはありますが、同様のものと考えて問題ありません。
LTEは「Long Term Evolution」の略称で3Gが4Gに移行する際の橋渡しとして開発された通信規格でしたが、現在では世界的に同じ意味として使われています。
本来スマホと基地局は基本的に1本の電波で通信をしていましたが複数の電波を使ってより高速にする技術が開発されました。これが「キャリアアグリゲーション」で従来の1本の通信よりも2倍ほど高速なインターネット接続が可能です。多くの携帯キャリア、機種でこの機能が導入されているので私たちは特に設定する必要もなく利用することができます。
いかがでしたか?
スマートフォンの性能が上がるにつれて私たちもメールや電話だけだった時代から動画視聴やゲームもするようにシフトしてきました。それに伴ってスマートフォンの性能はもちろん陰で通信技術の向上も一役買っています。
2020年に運用開始が予定されている5Gではこれまでにない通信体験をすることができるのではないでしょうか。
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