2022年2月1日

ITについて語られる際、話題になるのが、デジタルトランスフォーメーション(DX)です。企業の経営者にとっても無関係な話ではないデジタルトランスフォーメーションですが、そもそもどんなことを指しているのでしょうか。急速に取り組みが進められている理由や企業が受ける恩恵も考えます。デジタルトランスフォーメーションのファーストステップとしてホームページ作成や見直しについても取り上げます。

 

デジタルトランスフォーメーションとは？取り組みが急がれる理由も紹介

デジタルトランスフォーメーションとは、データやIT技術を生かし、顧客や社会のニーズをベースに、企業の本質を変革する取り組みを言います。この企業の本質には、製品やサービス、ビジネスモデルに加え、業務そのものや企業の組織、文化、そしてあり方なども含まれます。自社でできるすべてのものを見直し、競争力を強化したり、優位性を得たりすることが、デジタルトランスフォーメーションの真の目的です。

 

デジタルトランスフォーメーションが急がれる理由はいくつかあります。まず一つが、基幹システムの老朽化が進んでいることです。古いシステムをテコ入れして使い続けている結果、サイバー攻撃に弱くなったり、システム障害の危険性が増したりします。また、消費行動がスマホ中心になったり、ニーズが多様化したりと変化が激しいことも、デジタル技術を駆使すべき理由です。コロナ禍で新しい生活様式が広まり、オンラインでの商取引が進んだため、デジタルについていく必要性が増しました。

 

 

デジタルトランスフォーメーションのメリット

では、企業にとってデジタルトランスフォーメーションはどんなメリットがあるのでしょうか。まず一つが、業務を効率化できることです。新規顧客の開拓や新商品・サービス開発にも、デジタルトランスフォーメーションが一躍買います。自社の事業が置かれている環境は刻々と変化していますが、デジタル技術を使うと、変化の波にもついていきやすくなります。今まで手作業でやっていたものをデジタル化することで、労働の質や環境が良くなるメリットもあります。

 

デジタルトランスフォーメーションの一環としてのホームページ制作

中小企業がデジタルトランスフォーメーションを考えるにあたって取り組みたいのは、ホームページ制作です。ホームページの必要性を認識している中小企業は多いものの、実際に活用し、費用対効果を実感している企業は少ないようです。ホームページは、顧客にダイレクトに訴えかける広告塔の役割を果たします。ホームページに掲載するコンテンツを充実させ、定期的に更新するなどして興味を引き付けると、効果が上がりやすくなります。できれば、SNSや動画を活用し、情報を端的に伝えたり、視覚に訴えたりすると訴求力が高まります。ホームページ上で注文や申し込み、見積もり依頼が可能だと、顧客は営業時間に囚われずに自社を利用できます。

 

ホームページは作ったら終わりではありません。検証を行ない、効果が出ていないところを改善していくと、有用なITツールになります。

 

まとめ

デジタルトランスフォーメーションでIT戦略を推進する

デジタルトランスフォーメーションとは、IT技術を使って企業価値を高めていくことを指します。システムの老朽化や、サイバー攻撃などが懸念される現代では、デジタルトランスフォーメーションによる業務改革が急務です。デジタルトランスフォーメーションの一環として、ホームページ制作や見直しを実施するのも良いことです。作成後は必ず検証し、効果を実感できていないところを継続的に改善することも大事です。