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2016年1月1日
ミラーサイトという言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。ところが、どういうものか、作ることの意味などに関しては曖昧な印象しかない方もいるのではないでしょうか。
また、「検索エンジンからのペナルティ対象になるのでは」と気になる方もいるかもしれません。こちらでは、ミラーサイトの意味やデメリットなどについてご紹介します。
目次
ミラーサイトとは、どういったものなのでしょうか。最近ではあまり見られなくなったといわれます。しかし、使われることもありますので、仕組みなどを知っておきましょう。
ミラーサイトとは、同じ内容のサイトが複数存在することをいいます。簡単にいえば、コピーサイトのことです。
「同じサイトが複数あってなんの意味があるの?」と思うでしょう。かつては、同じHPを複数作ることで検索エンジンでの上位表示が可能となっていました。つまり、同じようなHPで上位独占できていたのです。
ところが、Googleのパンダアップデートによりその方法が使えなくなりました。ミラーサイトと判断されると、検索表示から除外されるのです。
除外されると、悪影響しかありません。そのため、最近では避けられるようになっています。
ミラーサイトと判断されると、検索表示されなくなります。そのため、最近では作られなくなってきました。
しかし、それでも作られることがあります。それはなぜなのでしょうか。
よくフィッシングサイトや偽サイトなどの問題が、ニュースなどで報じられます。そのときに、テレビなどで映し出されるサイトは、本物とそっくりに作られており、一見では見分けがつかないと感じたことはありませんか?
「URLを確認してから情報を入力しましょう」といわれますが、検索で訪れたすべての人が正確なURLを知っているとは限りません。
そうなると、知らないうちに個人情報を提供してしまっていることもあるのです。また、情報だけでなく偽サイトから商品を買わせ、入金させることが目的のこともあります。
ミラーサイトがあると検索結果に異常をきたすと書きましたが、この状況を第三者が故意に利用する場合があります。わざとミラーサイトを作ることで、目的のサイトの評判を下げるのです。
この方法を使えばミラーサイトの放置により、本家サイトがペナルティを受ける可能性を高められます。それを回避するためには、Googleに対してミラーサイトの削除要請や著作権侵害を訴えることが有効です。
最後に、悪意からではないミラーサイトについてご説明します。国や自治体、またはテレビを利用した商品紹介などについてです。
国や自治体などは、災害や緊急時にアクセスが集中することがあります。そのような混乱時にサーバーがダウンし情報が得られなくなると、国民や市民の不安が増すことが考えられるでしょう。そうならないようにミラーサイトを作り、サーバー負担を軽減するのです。
ほかには、テレビ通販や番組での商品紹介などで一気にアクセスが集中する可能性があるときの対応処置として作られます。
国や自治体、テレビ通販など目的がしっかりしている場合は、ミラーサイトも有効に活用されます。しかし、多くの場合は、検索結果からの除外などで不利益を被る可能性が高くなるのが現状です。
一般の人にとって一番困るのが、悪意を持って作られたミラーサイトを知らずに利用してしまうことでしょう。
訪問者は、本物と思って利用します。そのため、情報が抜き取られていることに気づかない場合が多くなるのです。
その後、何か直接的な問題が起こったり、報道されたりしたときに初めて気づくことになります。ミラーサイトは、サイトを作る側だけでなく、利用者側も気をつけなければならない問題といえるでしょう。
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