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2016年1月1日
令和2年から小学校でのプログラミング学習が必修化されます。今回は、なぜプログラミング学習が必修になるのか、どんな学習内容なのか、今話題のScratchとは何かを詳しく紹介していきます。
目次
令和2年から小学校でのプログラミング学習が必修化されます。IT化が加速する現代において、小学生の段階からICT機器へ触れる機会はとても重要と言われています。仕事もどんどんIT化しますし、今の小学生が大人になるころには、さらにIT化が進んだ世の中になっている可能性も高いです。小さいうちからPCやタブレットなどの機器に触れておくことで、将来の選択肢を増やし、クリエイティブでグローバルな視点を持った子どもを育てていくのです。
プログラミング学習が必修化されると言っても、国語や算数のように「プログラミング」という時間ができるわけではありません。令和2年からの必修化では、算数や国語といった教科や、総合的な学習の時間を利用して、プログラミングに触れる程度にとどまっています。
もっと言ってしまうと、大人がイメージするプログラミングを学ぶ必要はなく、タブレットやICT機器を使った学習を行えばOKともいわれています。学校の校風や担任によって内容がバラバラなので、場合によっては「これがプログラミング学習?」と疑問を持ってしまうこともあるかもしれません。
プログラミング学習の内容は、担任の力量によって大きく変わります。ICT機器に不慣れな先生たちは、どう教えていくべきか悩んでいる人も多いです。そんな先生たちに向けて、文科省・総務省・経産省が連携して「未来の学びコンソーシアム」というサイトが用意されています。未来の学びコンソーシアムのサイト内では、生活科や図工といった全教科における、プログラミング学習の具体的な導入例・指導案が公開されています。
PCやネットに詳しくない先生でもできる授業内容がある一方で、本格的なプログラミングを学習する内容もあります。
小学生のプログラミング学習において、Scratch(スクラッチ)は知っておくべき言葉です。Scratchとは、マサチューセッツ工科大学が開発した、プログラミングの学習ソフトで、ブロックを組み合わせながら感覚的にプログラミングが学べるビジュアルソフトと呼ばれる類のものです。小学生だけでなく、大人でプログラミングを学ぶ初心者さんにも最適な学習ソフトと言われています。
Scratchはその使いやすさから、学校教育でも導入しているところが多いです。Scratch内ではプログラミングを使って簡単なゲームをつくれますし、作ったゲームを発表したり、みんなで遊んだりして楽しくプログラミングを学ぶことができます。ゲームは全世界に公開することもでき、グローバルな視点を育てることもできます。
Scratchには「Scratchキャット」というかわいいキャラクターがいます。このキャラクターを動かしながら、プログラミングの基礎を学んでいきます。かわいいキャラクターは子どもたちに安心感を与えますし、プログラミングに対する苦手意識も払拭してくれます。簡単な操作をマスターしたら、自分で描いた絵を動かすこともできます。
iPad向けのソフトScratchJrは、低学年向けのScratchソフトです。Scratchよりもさらに簡単に、直感的にプログラミングを学ぶことができます。
条件分岐、変数といったプログラミングの基本概念が学べるアプリです。タブレットで利用可能ですが、PC版もあります。小学生でしたら中学年から高学年向きです。
プログラミングに関するコードを入力しながら学べるサイトです。無料版であれば、ステージ30までプレイ可能です。学んだプログラミングの知識を確認したいときにもおすすめです。
小学生のプログラミング学習は、令和2年から必修化されます。どんな授業が行われるのか気になるところですが、PCやタブレットに触れる機会を持つことは、子どもの将来にとってとても重要になってきます。学校だけでなく、自宅でもプログラミングやICT機器に触れる機会を持たせるようにしていきたいですね。
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