WEB
2016年1月1日
インターネットを利用する際には、ファーストパーティ・サードパーティの項目は重要なものです。しかし、ブラウザの設定などを気にせずサイトを閲覧している方にとっては、馴染みは薄いかもしれません。
今回は、ファーストパーティ・サードパーティや疑問点についてご紹介します。
目次
ファーストパーティ・サードパーティという言葉を見聞きしたことがない方だけでなく、聞いたことはあるけれど意味を知らないという方もいるかもしれません。そこで、2つの言葉の違いを簡単に紹介します。
Webコンテンツを見ている人の情報が詰まったものがCookieです。閲覧者の情報をブラウザへ一時的に保存することで、快適なネットサーフィンが楽しめます。
Cookieには2種類あり、そのひとつがファーストパーティCookieです。サイト運営側から訪問者に発行されます。
発行により可能になるのは、ユーザーのIDやパスワード、閲覧履歴、IPアドレス、利用環境などの個人情報の取得です。個人情報を保存することで訪問するたびにログイン操作などをせずに済む利点があります。
ファーストパーティとは、自分が訪れていると思っているサイトが発行しているCookieであると覚えておくとよいでしょう。ファーストパーティで取得した情報は、ドメインをまたいでの追跡はできません。
閲覧を認識しているWebコンテンツから発行されるのがファーストパーティであるのに対し、サードパーティは同じWebページ内であってもそれ以外のドメインのサイトから発行されているCookieです。
例えば、ある記事を読んでいると広告が表示されることがあります。この場合、読んでいると認識しているサイトが発行しているものがファーストパーティ、広告サイトが発行しているものがサードパーティです。
第三者であるサイトが情報を取得することに、疑問に感じる方は多いでしょう。理由は、広告活動に反映させるためで、以前に見た商品が関係のない別のページに表示される現象は、サードパーティの影響です。
ドメインをまたいで追跡するためにサードパーティで情報が取得されています。
ファーストパーティ・サードパーティを利用する上で、疑問に感じる点を3つご紹介します。
PCでのコンテンツ閲覧やスマホでアプリを利用する際に、Cookieの許可を促されるときがあります。そのときに、なにも考えずに許可している、または許可しないと利用できなくなると思いCookieの取得をOKにしている方は多いでしょう。
たしかに利用の許可は、快適なネット閲覧状況につながります。しかし、自分が認識していないサイトや意図しない方法で利用されるかもしれません。そのため、どの範囲までデータを取得されるのかを把握しておくことが大切です。
利用しているブラウザの設定項目には、Cookieに関するものがあります。ブラウザにより表示のされ方は違いますが、ファーストパーティやサードパーティの受け入れの可否項目が並んでいるのが特徴です。
ここで疑問に感じる点として「すべてをブロックするとどうなるの?」ということでしょう。結論としては、サードパーティをブロックしても特段問題なくコンテンツの閲覧をできますが、ファーストパーティの場合は閲覧できないサイトが出るため、不便さを感じる可能性が高くなります。
サードパーティはブロックするけれどファーストパーティのデータが残るのが気になるという方は、手動でCookieを削除してください。
似た言葉に「ファーストパーティデータ」「セカンドパーティデータ」「サードパーティデータ」があります。
ファーストパーティデータは、自社WebサイトやSNSでのやり取り、アンケートやお客様カードなどに記入してもらい収集したデータです。反対にサードパーティデータは、自社ではなく外部から集められたデータを指します。
一方セカンドパーティデータとは、パートナー企業などが集めたファーストパーティデータのことです。
Cookieには、ファーストパーティ・サードパーティの2種類があります。
この2つは「閲覧しているサイトから発行されるCookieで、情報を別ドメインへ渡せないのがファーストパーティ」「閲覧しているサイト以外から発行され、ドメイン違いのサイトでも横断利用できるのがサードパーティ」と区別するとよいでしょう。
近年は個人情報取り扱いの観点から、さまざまなブラウザでサードパーティの完全ブロック、あるいは廃止の方向に流れています。しかし、まだすべてがそうなっているわけではありませんので、個人情報が気になる方はブラウザの設定項目を確認したり、コンテンツごとに設定を変えたりしてみてください。
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