WEB
2016年1月1日
ウェブサイトのアクセス解析を眺めていると、リファラという単語を目にする機会があるかと思います。リファラは膨大な解析データの一つに過ぎないため、人によっては無視してしまうこともあるかもしれません。
しかし、アクセス解析のデータの中でも重要度の高い項目であり、ウェブサイトを運営するなら真っ先に確認したいデータです。活用方法次第では、コンテンツの方向性を決める際の材料にもできますよ。
目次
リファラという単語を初めて耳にする人もいると思いますが、大まかにいえばウェブサイトへのアクセス元を指します。
googleアナリティクスなどのアクセス解析やアクセスログでは、リファラの欄にURLが記載されています。それをクリックすると、ユーザーのアクセス元が分かるため、どこから流入してきたのか知ることも可能です。
アクセス解析ツールによっては、リファラを参考にアクセス元を集計・グラフ化してくれます。googleなどの検索エンジンからのアクセス割合がどの程度あるのかなど、大まかな情報を把握できます。
また、リファラが検索エンジンの場合は検索キーワードをリスト化してくれる場合もあります。どのようなキーワードでの流入があるのか一目で分かるため、コンテンツSEOに活用できるでしょう。
一方、全てのアクセスにリファラが付いているわけではありません。参照元がないケースもありますが、これをノーリファラと呼びます。
例えばgoogleアナリティクスの場合、Directやnoneと記載されていますが、これはノーリファラである(参照元が見つからなかった)ことを意味します。
ノーリファラは、URLを直接入力してアクセスしている場合もあれば、ブラウザ・端末のセキュリティが影響している場合もあります。いずれにせよ、アクセス元が参照できないことを覚えておきましょう。
リファラはアクセス解析ツールを使えば簡単に確認できますが、リファラスパムには注意しないといけません。
リファラスパムはリファラを意図的に改ざんし、アクセス解析を見たユーザーを自分のサイトへ誘導する悪質な手口です。フィッシングサイトやマルウェアを仕込んだサイトなどが仕込まれている危険もあるため、見たことがないURLがあったときは用心しましょう。フィルタを設定するなど、うっかりURLを踏まないような対策も必要です。
アクセス元を参照できるリファラですが、活用することでさまざまなメリットを得られます。特に以下の3つに関しては、リファラを活用しなければ得られない利点といえるでしょう。
もっとも分かりやすいメリットは、ウェブサイトの流入経路が分かる点です。どのウェブサイトからアクセスがあるかはもちろん、検索エンジンからのアクセス数や割合についても知ることができます。
アクセス解析ツールによっては検索キーワードを集計・リスト化してくれます。自サイトがどのようなキーワードで検索されているのか、ひと目でチェックできますので、リファラはSEOの観点から見ても重要性が高い項目といえるでしょう。
自サイトにどのようなコンテンツが必要か迷ったときは、リファラを参考にするのもおすすめです。追加するべきコンテンツを決める足がかりになるでしょう。
例えば通販サイトの場合、流入キーワードをチェックすれば、どのような商品を仕入れるべきか決める際の判断材料にできます。もしSNSからのアクセスがあった場合、ユーザーが自サイトをどう評価しているか分析するのもよいでしょう。
このように、リファラを活用すれば、ウェブサイトごとにさまざまな方針が立てられます。
アクセス解析で分析できるデータは多くありますが、リファラは重要性の高い情報です。どの情報を活用すればいいのか悩んだときはリファラをチェックし、ウェブサイトの運営に役立てていきましょう。
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