WEB
2016年1月1日
バックエンドやフロントエンドという言葉を聞いたことがありますか。ITエンジニアの方にとっては何を今さらという感じでしょうが、これからエンジニアを目指す方は、聞いたことはあってもよくご存知ないかもしれませんね。
実はどちらもWebサイトの製作などのITエンジニアの仕事に関する言葉です。
この記事では、フロントエンドとバックエンドの違い、それぞれの仕事、将来性などをご紹介します。
目次
直訳すれば、フロントエンドは一番前、バックエンドは一番後ろですが、実際にはどういう意味なのか、どういうことを指しているのか、興味がありますね。フロントエンドとバックエンドの意味の違いを最初に見ておきましょう。
バックエンドは一番後ろですから、それを担当する技術者はかっては基盤系エンジニアと言われていました。Webサイトの裏側にある人の目につかない部分を担当するエンジニアということです。
サイトの裏側で動いているデータベースなどの要件定義、システムの開発・保守などを行います。要はユーザから見えない部分の処理を担当します。
フロントエンドはWebサイトの視覚的な部分を担当するエンジニアです。
クライアントが希望するWebサイトのデザインを元に、HTML・CSS、JavaScriptなどの言語を使ってユーザーが見る部分を閲覧できる状態にします。
PCやスマートフォン・タブレットなど様々なデバイスに合わせたサイズ設定や使いやすいデザイン性を求められます。
かってはアプリケーション系エンジニア・開発系エンジニアとも言われていた方々が、フロントエンドエンジニアになります。
バックエンドエンジニアとフロントエンジニアの仕事は具体的にどのような違いがあるのか、もう少し詳しく見ておきましょう。
バックエンドエンジニアは、サーバーエンジニアとも言われるように、サーバーの管理者と言えます。
顧客の要望に応えて、ハードウェア・OS・サーバーに必要な機能を考えて、選択・実装していきます。
サーバーとつながるDBの構築も行います。メモリやストレージなど必要なリソースを追加したり、OS・アプリケーションなどの修正パッチの実施計画を策定・実行します。
バックエンドエンジニアがやるべき仕事は、システム構築の全てと言っても過言ではありません。設計・開発・運用、トラブル対応など広範にわたります。スケジュールやコスト管理、企画提案も行います。
逆にバックエンドエンジニアがやらないことは、デザインやUI・UXなどデザインに関する部分だけです。
バックエンドエンジニアは多岐に渡るスキルが求められます。
フロントエンドのエンジニアの仕事は、バックエンドが用意したサーバー上で動くWEBサイトを構築することです。サイトのデザインなどを顧客と相談しながら作り込んでいきます。
静的コンテンツや、バックエンドエンジニアが作ったDB環境による動的コンテンツの作成・配置もフロントエンドの守備範囲になります。
バックエンドとフロントエンドのどっちに進むのが良いのかと悩む方も多いと思います。両者の将来性について、見ていきましょう。
仕事の件数自体はフロントエンドの方が多いですが、比較的簡単な小さい案件が多く、単価は安いと思われます。
他方、バックエンドエンジニアは単価が高い、長期継続的な案件が多いと見込まれます。
必ずしもどっちが良いと言えませんが、バックエンドもフロントエンドニアも、知識と実力を向上すればおのずと市場価値は高まります。
どちらにしても、それ相応の努力が必要です。
バックエンド・フロントエンドについて、それぞれの仕事を見てきましたが、両方の役割を求められる案件・状況も十分あります。
自分はバックエンド希望だから、フロントエンドのことは興味もないしわからないでは、仕事になりません。
自分が希望するサイドだけでなく、もう一方のサイドにも関心をもち最低限の知識を身に付けるに越したことはありません。この記事がみなさんのお役に立てば幸いです。
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