WEB
2016年1月1日
エンジニアに興味を持っている人が最初に直面する疑問として『エンジニアってどれだけ種類が多いんだ?』ということでしょう。
求人情報誌を見ていると、さまざまな〇〇エンジニアという単語を見つけることがあります。仕事内容を把握していないと、応募へ進むことはできません。業界を目指す基本知識として、エンジニアの種類による違いを把握することは重要です。
今回は、ITエンジニアの中でも主要なジャンルである『webエンジニア』『ゲームエンジニア』『ブリッジSE』『サーバーエンジニア』『ネットワークエンジニア』の違いを紹介します。
目次
名前の通り、webサイトやwebシステムなど『パソコンやタブレットの画面に映るweb画面の全て』を作成している業種です。楽天やYahoo!ショッピングなど、web上で買い物をするようなシステムまで含まれます。
消費者が使いやすいwebデザインを追求するのはもちろん、JANコード(バーコード)から商品を読み取ったり、クリックした内容によって関連商品を表示させたりと、購買の流れをシステムとして作り上げていきます。
インターネット=webエンジニアの領域であり、守備範囲が広いことから最も募集が多い職種です。
文字通り、ゲームのシステムを作るエンジニアのことです。任天堂やソニーなどの据え置き型ゲーム機だけでなく、最近ではスマホ・タブレット専用のゲームの開発にも携わります。
PS4やニンテンドースイッチの人気が上がったこと、ゲームの画質などのクオリティに対して求められるレベルが上がったことなどから、仕事が増えている業種でもあります。
近年は、人件費削減などの名目でエンジニアの【開発】にあたる仕事を海外企業に委託する割合が増加しています。
海外から納品されたデータを通訳し、日本で使えるようにするのが『ブリッジSE』の仕事です。
英語で書かれた専門用語を通訳するには、英語力とIT知識の両方が必要になる項羽度な仕事になります。
システムを動かす時に使うデータの入れ物(サーバー)を構築・運用するのがサーバーエンジニアです。
楽天などのサイトで買い物をする際、画像やデータが保管されているサーバの中を見ている等、webシステムに深くかかわっています。
Windowsであれば『MCSE』という専用の資格がありますが、難易度として高くなく、比較的チャレンジしやすいと言われています。
仕事場のLAN、PC同士のネットワークなど、会社の運営に欠かせないシステムを担うのが『ネットワークエンジニア』です。ファイヤーウォールの設定なども行うため、企業のセキュリティを守る役割も持ちます。
どのエンジニアを目指すのか決まってないようであれば、どのジャンルでも必要な基礎知識を取得できる国家資格がオススメです。難易度が低い順に『ITパスポート』『基本情報技術者』があります。
IT知識を学ぶ最初の下地になる国家資格です。インターネットやメールなどの基本的な事項の他、セキュリティに関する知識を重点的に学びます。IT業界でなくても、ビジネスマンが持つべき基本知識を集めた資格と言えます。
最初にITパスポートを取得しておくと、次の基本情報技術者が取得しやすくなります。
ITパスポートの知識に加え、ソフトウェア設計、マネジメント、ストラテジなど、より専門的な知識を習得します。昭和44年から実施されている国家資格であり、取得すれば情報技術者としての必須知識を既にもっていると証明することができます。
今回は、ITエンジニアの種類による違いと、必須となる資格について解説しました。
ITパスポートと基本情報技術者を取得したあとは、目指すべき職種に特化した資格取得を目指しましょう。英語も併せて勉強しておくと、仕事の幅が広がります。
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