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2016年1月16日
人間の仕事を奪ってしまうのでは、と言われることがある人工知能ですが、人工知能とはいったいどのようなものなのでしょうか。
今回は、人工知能の意味と、人工知能がある社会は、人間社会にとってどのような影響を与えるのかを見ていきましょう。
目次
耳にする機会が増えた「人工知能」という言葉ですが、人工知能とはいったいどのようなものを指しているのでしょうか。また人工知能が人間の行っている仕事を脅かすとまでいわれていますが、それは一体どんなことなのかをご説明します。
人工知能はAIという言葉で表現されることがあります。AI とは「Artificial intelligence」という英語の頭文字をとった略語です。そして人工知能はこの英語の日本語訳にあたります。
人工知能というのは、人間が行っている知的能力作業や行為をコンピュータが代わりに行うものです。
人間が行っている知的作業や行為と簡単にいいますが、実はコンピューターで人間が普通に行っている知的行為を処理するのはそう簡単なことではありません。仕事の内容によっては、人工知能を使って行った方が数段早く仕事を終えることができるケースが出てきています。そうなってくると、自分の仕事は人工知能にとって代われるのではないか?という不安も生まれてきます。
事実、人工知能が進化すればするほど、人間と人工知能のどちらに仕事を任せた方がいいのか、どちらのメリット・デメリットが大きいかが議題となります。なり手がいなく労働不足に陥っている分野の仕事を、もしも人工知能で補うことができたら、それは人工知能を使うメリットがあるといえます。
それでは、人工知能があるから人間はいらないとされるのではないか?と不安に感じてしまう人もいるようです。しかしながらそれは早急な考えで、人間が不要になるほど人工知能が台頭するかというとそうではありません。人間が得意とするある種の知的行動が、人工知能ではまだまだ苦手です。
例えば、人間と違って、人工知能に任せた方が良い仕事の一つに、データ処理があります。人工知能は単純作業をするのが得意です。人間なら途中で嫌になってしまうようなことでも、感情を抜きで淡々と作業に励むことが可能です。
逆に人工知能に不向きなものというのは、人間らしさを感じる「創造力」だったり、物事を解決する時に必要とされる「曖昧さ」な部分だったりします。
例えば、翻訳ひとつとっても、とある言語Aを言語Bに訳するというような機械的な作業は人工知能で全く問題ありません。しかし、人工知能は「感情」に左右されたり、文脈から内容をくみ取らないといけないような時に、文全体を理解したうえで問題を処理することは得意ではありません。
人工知能が人間の仕事を奪ってしまうというよりは、足りない部分を補ってくれるものだと考えた方がよいでしょう。メリット・デメリットを知った上で、人工知能を上手に活用し「社会の中で役立てたり」、「人間と共存させ・協働していく」という考えのもとで人工知能を上手に取り入れていきましょう。
一部では2030年ごろには現在の仕事の5割近くが人工知能によって奪われてしまうかもしれないと、言われています。しかし人工知能のメリット・デメリットを考えると人工知能に期待できる部分と、最終的には人の判断が必要な部分がでてきます。
日々進歩している業界だけに、想像している以上に頼れる存在になるかもしれない人工知能ですが、よりよい社会とするために人と人工知能を上手に仕事に活かすということがこれからも重要な課題です。
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