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2016年2月6日
「被リンクはSEOに効き目がある」と耳にしたことがあるかもしれません。そのため、なんでもよいから被リンクを増やそうと考えてしまう人もいるでしょう。ところが、注意をしなければ逆効果のこともあるのです。そこで、被リンクの基本的なことについてご紹介します。
目次
HPなどを作っているとよく聞く「リンク」という言葉があります。一口にリンクといっても被リンク、発リンク、外部リンク、内部リンクなどさまざまなものが思い浮かぶかもしれません。こちらでは、それらがどういったものなのかをご説明します。
「被リンク」と「発リンク」は、一文字違うだけで意味はまったくの逆になります。
被リンクとは、外部のサイトなどから自分のHPなどに対しリンクを向けてもらうことです。一方、発リンクは、自分のHPなどに外部のURLなどを貼ることをいいます。
このうちSEOに効果があるのは、「被リンク」で、数が多いほど外部からのアクセス流入が見込めるのです。
被リンクが多いとなぜSEOの効果が期待できるのでしょうか?それは、多くのサイトから品質のよいコンテンツと認められるとGoogleからの評価が上がるからです。
評価を高くするには、ユーザーが満足する情報を載せていることが第一条件ですが、それ以外では被リンクの数の多さも挙げられています。
ただし、ここで気を付けなければならないのは、被リンクならばなんでもよいという考えです。ひと昔前にHP作りをしたことがある人なら、相互リンク集のようなページをわざわざ作った経験がある人もいるかもしれません。
以前は効き目があったこの方法は、今では逆に評価を落とす原因となります。意味のない被リンクと判断され、Googleからペナルティを受けて検索表示されなくなる可能性があるのです。
被リンクと同様に「外部リンク」「内部リンク」という言葉を聞いたことがある人も多いでしょう。
実は、被リンクと外部リンク、バックリンクは同じものです。
一方、内部リンクはその名のとおり、自分のHP内などに貼るリンクのことです。例えば、料理レシピのブログを運営していたとします。かぼちゃを使った料理のレシピを書いたページに、「余ったかぼちゃ料理の活用法」という内部リンクを施せば興味のある人はそのページも見てくれるでしょう。
この行動がなぜSEOになるかというと、サイト内のコンテンツを回遊することになるため滞在時間が長くなるからです。Googleにとって滞在時間が長いコンテンツは、それだけ利用者にとって読みやすく価値のある情報が多いとの判断材料になります。
また、内部リンクを貼る際に大切なのは、キーワードを意識したアンカーテキストにしておくことです。そうしなければ、クローラーが巡回するときに正しく評価してもらえません。
簡単に行いやすい内部リンクを最大限に活用しながら、良質な被リンクを獲得することがSEOにつながるでしょう。
SEOを目的として何も考えずに被リンクを獲得することは、良策とはいえません。前見出しで述べたとおり、被リンク先に質のよいコンテンツがなければ意味がないからです。しかし、被リンク先が良質かどうかをどのように判断すればよいか分からない人も多いでしょう。そこで、被リンク先の見つけ方などをご紹介します。
自分のサイトにとってよくない被リンクの条件をいくつか挙げます。
・相互リンクページからのもの
・順位操作を目的とした意図的なもの
・特定の相手から大量に貼られたもの
・スパムサイトからのもの
・有料リンク
・内容に意味がない、またはコンテンツが薄い相手からのリンク
・セキュリティソフトから警告が出ている相手
これらを見つけるためには、無料で使えるGoogleサーチコンソールが有効です。サーチコンソールを使うと、被リンク一覧が参照できます。一覧から、品質が低いサイトを探しましょう。
適切ではない被リンク先を見つけたときの対処は次の二通りです。
・被リンク先に直接お願いしてはずしてもらう
・Googleのバックリンク否認ツールから品質が低いサイトを報告し、除外してもらう
ところが、安易に否認ツールを使うとマイナスになることがあります。
なぜなら、Google自体が「使い方を間違えるとサイトパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があるため、慎重に使う必要がある」と述べているからです。
Googleでは、ツールを使うより先に削除する方を推奨しています。
SEOにとって一番重要なことは、検索ユーザーにとって有益な情報を提供することです。そのため、コンテンツ内容を充実させることが前提条件となります。
しかし、検索上位にもっていくためには、被リンク先は放置できない問題です。苦労してよい記事を書いているのに、外の力によって検索順位が下がっては努力が水の泡となってしまいます。
そこで、検索順位が下がってきたなど今までと異なる印象を感じたときは、精査した上で削除や否認申請をしましょう。しかし、なんでも削除や申請をすることは得策ではありません。なぜなら、削除したり、申請したりした中に評価が高いものもあるかもしれないからです。
そのため、誤った対応をして順位を落とさないように削除や申請は慎重に進めていきましょう。
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