スーパーアプリって何?WeChatやGoJekなど世界の事例もご紹介

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2016年2月10日

スマートフォンアプリは日常生活に欠かせないものです。

 

複数のアプリをダウンロードして使っている人も多いですが、果たしてダウンロードしたすべてのアプリを使いこなせているのでしょうか。

 

今話題のスーパーアプリは、1つダウンロードするだけでSNSや決済ができる便利なツールと言われています。

今回は、スーパーアプリについて基本的な知識と、世界のスーパーアプリの現状について解説していきます。

 

そもそもスーパーアプリとは?

まずは、スーパーアプリについて基本的な知識を確認していきましょう。

 

1つで様々なことができるアプリ

スーパーアプリとは、1つで様々な機能が搭載されているアプリのことです。

SNS機能や決済、食事の予約やタクシーの手配などもできます。

 

アプリを何個も立ち上げる必要がありませんし、決済ができるため財布を持ち歩く必要もなくとても便利です。

無駄なアプリをダウンロードしたり、削除したりする必要がないのも嬉しいポイントです。

 

日本ではまだスーパーアプリはありませんが、スーパーアプリ化を進めるアプリも登場しています。

 

日本ではLINE・メルカリがスーパーアプリ化

日本ではLINEやメルカリがスーパーアプリ化の動きを見せています。

 

LINEはメッセージ機能をベースとして、LINEニュース・LINEPayなどのサービスを加えていますし、メルカリは商品の売買に加えてメルペイのサービスをスタートさせています。

 

いずれもベースの利用者数が多いアプリであり、今後は決済アプリとしてますますシェアを伸ばす可能性を秘めています。

 

世界で使われているスーパーアプリ

中国やインドネシアでは、スーパーアプリが日常的に利用されています。

ここでは、世界で使われているスーパーアプリの機能や特徴などを詳しく解説していきます。

 

中国:WeChat

「WeChat」は、中国を代表するスーパーアプリです。

 

元々はメッセージ送信アプリでしたが、決済機能やホテル・レストランの予約、決済サービス、タクシーの呼び出しもできます。

中国ではタクシーの決済は電子マネーで支払うのが一般的になっていますが、「WeChat」はその先駆け的な存在でした。

「WeChat」の決済サービス「WeChat Pay」は、十店舗でのQRコード決済も可能です。

 

中国へ旅行や出張に行く際などにも、これをダウンロードしておくだけで、飲食や買い物、移動などがとても楽になります。

 

中国:AliPay

元々はスマートフォン向けの電子マネーとして作られた「AliPay」は、徐々に機能を増やしていったスーパーアプリの1つです。

タクシーの呼び出しや飛行機の予約、クリニックの予約といった様々なミニ機能を搭載しています。

 

インドネシア:GoJek

インドネシアのアプリ「GoJek」は、元はバイクタクシーの配車サービスとして登場したアプリです。

 

配車アプリとして成功したのちに、バイクタクシーの待ち時間でバイクの宅配便や出前サービスを開始。

さらに、アプリ内で決済ができるようにもなりました。

 

「GoJek」の決済サービス「Go-Pay」は、コンビニでも使えるようになり、店舗で現金チャージもできます。

小さな飲食店や雑貨屋などでも普及し、電子マネーが定着しつつあります。

 

スーパーアプリの今後に期待

 

スーパーアプリは、複数のアプリをダウンロードしなくて良くなる点においても便利です。

使わない無駄なアプリが溜まってしまうことも防げますし、スマートフォンを文字通りスマートに使いこなすこともできます。

 

現在日本には、中国やインドネシアのようなスーパーアプリはないので、今後どのようなアプリが登場するのか、LINEやメルカリがどう変化していくのか期待したいですね。

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