WEB
2016年2月26日
LPOとはランディングページ最適化のことで、Webサイトを運営するのに必要な基礎知識でもあります。ここでは、初心者さん向けにLPOの意味ややり方、コンバージョン率をアップさせる方法を解説していきます。
目次
LPO(Landing page optimization)とは、ランディングページ最適化のことで、インターネットにおけるマーケティング手法の1つです。
広義のランディングページ(LP)とは、ユーザーが最初にアクセスするページのことで、トップページや記事ページなどが例として挙げられます。
一方で、狭義でのランディングページは、問い合わせや資料請求、商品購入などを目的とした1ページが長いWebページのことを指します。健康サプリやダイエットグッズなどの紹介ページで活用されており、LP記事と言うこともあります。
どちらのランディングページもLPOを重ねることで、ユーザーにとって魅力的で使いやすいページへと生まれ変わっていきます。
最大の目的は、LPOを通してユーザーの離脱を防ぎ、コンバージョン(CV)につなげることです。
コンバージョンとは運営側が期待している最終的なアクションのことで、具体的には商品購入や資料請求、会員登録などが挙げられます。
どんなに経費を費やして魅力的なページを作ったとしても、コンバージョンにつながらなければ費用が無駄になってしまいます。一般的に、ランディングページの直帰率は50%以上と言われているため、直帰率をいかに下げていけるかを考え、コンバージョンにつなげるLPOを進めていくことが大切です。
LPOを進めるにあたっては、ランディングページがユーザーにとって分かりやすく、使いやすいものであることが大切です。
例えば、「サービスや商品の良さが一目で分かる」「引き込まれるリード文がある」「写真が多く見やすい」などが挙げられます。
ここでは、LPOを進めていく上で大切なチェックポイントを紹介していきます。
ファーストビューとは文字通り、ユーザーが最初に開いた画面のことを指します。ユーザーがページを見て評価するのにかかる時間は5秒以下と言われており、ぱっと見てすぐに前のページに戻ってしまうことも多々あります。そのため、たった数秒でも情報が伝わる訴求性の高いページを作り上げる必要があります。
狭義でのランディングページでは、1ページですべてを紹介する必要があるため、どうしても情報が多くなってしまいます。その中でも、ユーザーにとって不明点なく、納得できる情報を提供していくことが大切です。
ユーザーが求めているのは詳しい商品情報だけでなく、購入することのメリットが知りたい、購入を一押しするような言葉をかけてほしいこともあります。常にユーザー視点で考え、分かりやすい上に、商品に対する興味がわくようなページへと作り変えていくことが大切です。
LPOを進めるには、分析ツールが欠かせません。分析ツールを使うことで、ユーザーのアクセス数や離脱数の推移を分析し、改善点を導いていきます。
LPOを進めるには、Google Analyticsがないと始まりません。全体のアクセス数はもちろんのこと、ランディングページなどの個別のページのアクセス数や離脱率、流入元などが一目で分かる便利なツールです。無料で導入できるので、個人でサイトを運営している人も使いやすいです。
Google Optimizeとは、無料でABテスト、リダイレクトテスト、多変量テストを行える分析ツールです。ABテストとは、AとBの2つのページを用意し、成果の良い方のページを採用するテスト方法のことです。特にランディングページは文字や画像のレイアウトなどが大切になってくるため、デザインのチェックに必要なツールと言えます。
ヒートマップとは、1つのページをサーモグラフィーのような色で表示して、ユーザーのスクロールが止まった位置やよく読まれている場所などを教えてくれるツールです。読まれていない部分は白や水色、よく読まれている部分は赤などで表示してくれるため、文章を改善する、画像の配置を変えるなどの変えるべきポイントが分かりやすいです。
LPOの意味や目的、進め方などを紹介してきました。ランディングページは一度作ってしまえばOKというものではなく、アクセス数や離脱率、コンバージョン率を見て、改善点はないかをチェックしていく必要があります。
大切なことは、ユーザー視点に立って分かりやすく使いやすいページを考えることです。ユーザーにとって魅力的なページを作って、ユーザーも運営側も満足できる成果へとつなげていきましょう。
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