WEB
2016年3月5日
企業のWeb担当者であれば、alt属性という言葉を耳にしたことがあるでしょう。alt属性については、SEOに影響するのか?titleタグと何が違うのか?など疑問に思っている人も多いと思います。
今回は、初心者向けにalt属性の言葉の意味やSEOへの影響などを分かりやすく解説します。
目次
ここでは、alt属性という言葉の意味をおさえつつ、SEOとの関係性を解説します。
Googleなどの検索エンジンは、Webサイトに記載されているテキストでサイトの内容を判断しており、使われている画像に何が映っているのか・どんな画像であるのかを把握することはできません。
alt属性は画像の内容を検索エンジンに伝えるためのテキストのことで、画像タグの一部として設定できます。
具体的には、<img src=”画像URL” alt=”画像の説明” width=”幅” height=”高さ” />のalt=”画像の説明”部分をalt属性と言います。
alt属性を設定すると、検索エンジンへWebサイトのテキストと画像の内容が伝わるようになります。
例えば、おかずの時短レシピに関するWebページをつくったとします。検索クエリは、「おかず、時短レシピ」が想定されますが、ここでalt属性に「時短レシピで作ったおかず」と入力しておくと検索結果にヒットしやすくなるのです。
このように、alt属性にはSEOを意識したキーワードを盛り込むことが大切です。
alt属性と混同しやすいものに、title属性があります。画像にカーソルを合わせた時に、小さい四角い枠(コメントチップ)が表示されることがありますが、それはtitle属性によるものです。
title属性は、画像やテキストに関する説明・関連情報を細くするために使われます。
alt属性が検索エンジンに働きかけるのに対し、title属性はユーザーに対して画像の説明を行うものとされています。
SEOへの影響度が大きいのはalt属性で、alt属性は必ず設定するべきですが、title属性は設定しなくても大きな問題はありません。
alt属性はSEOに影響することをお伝えしましたが、alt属性には他にも有益な役割があります。
中には、ネット環境の影響で、画像が上手く反映されないユーザーもいます。
alt属性を設定しておくと、画像がダウンロードできなかった際に、画像部分に代替テキストが表示されます。
それによって、「ここにはこんな画像があったのだな」とユーザーに情報を与えることができます。
画像をリンク設定している場合は、alt属性のテキストがアンカーテキストと同じように扱われます。
URLの羅列ではなく、テキストが表示されるためリンク先の内容が一目でわかり、ユーザーも安心してリンクを押すことができます。
リンク先とテキストの内容が一致する必要があるため、画像の題名としてではなく、リンク先の情報にも合致したalt属性を設定することが大切です。
alt属性はただキーワードを入れておけば良いというものではありません。ここでは、alt属性を設定するときの注意点を2つ紹介します。
alt属性には、画像とWebページに合ったキーワードを入れることが大切です。しかし、長すぎるテキストは何を伝えたいのか分かりにくくなり、かえって逆効果となります。
例えば、「火を使わずにレンジで作れる簡単な時短レシピのおかず」よりも「レンジで作れる時短レシピのおかず」の方が、簡潔に内容が伝わります。
alt属性を設定するときには、必要な情報だけを入れた簡潔な表現を心がけましょう。
SEO対策として、alt属性にあらゆるキーワードを詰め込もうとする人がいます。
例えば、「時短レシピのおかず」だけで良いところを「時短レシピ簡単おかずメイン弁当主菜副菜…」とキーワード羅列して入力するパターンです。これは、Googleのガイドラインに引っかかる可能性が高く、場合によってはペナルティを課されることもあります。
キーワードは乱用せずに、正確で適切な長さのテキストを設定しましょう。
alt属性の言葉の意味や、SEOに与える影響、設定するときの注意点を紹介しました。alt属性はWebページに欠かせない要素であり、設定するとseo対策にもなるということが分かりましたね。
alt属性を使って、より質の高いコンテンツをつくっていきましょう。
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