WEB
2016年3月9日
Webサイトを構築し運営がスタートすると気になるのが、サイト上でどの部分が注目されているのか、どこがあまり読まれていないかなどのユーザー動向ですよね。この動向を知る上で非常に役立つのがヒートマップツールです。
ヒートマップツールとはどのようなものなのか、内容と主な活用方法を解説します。
目次
ヒートマップツールはサイト上でユーザーが動かすマウスの移動を元に、よく読まれている箇所とそうでない箇所、さらにどのページまで読んでいてどこで離脱しているか、などの動向をデータ分析してくれるツールです。
そしてサーモグラフィーのような色の濃淡で動向を可視化してくれます。よくクリックされている箇所は濃い色に、あまりクリックされていない箇所は薄い色に表示されるといった具合です。
分析結果を色で表現しているので非常にわかりやすく、仕事のスタッフや取引先などへ見せても皆が瞬時に分析結果を共有できますよ。業務遂行をスムーズにし、作業負担やタイムロスを無くすのにも貢献してくれます。
ヒートマップを有効活用することで、コンバージョン率が倍になるということは珍しくありません。
では具体的にどのように活用できるのでしょうか。3つの主な活用方法を解説します。
サイトの入り口ともいえるファーストビューは、ユーザーの心をつかみスクロール促進をさせる上で最も重要な役割があります。このファーストビューのエリアだけしかヒートマップによる色の濃淡がない場合、ほとんどの人がスクロールをせずサイトの入口だけを見て離脱してしまっていることがわかります。
このような場合、キャッチコピーなどを修正しABテストなどを併用しながら改善することで、スクロール到達率を上げることが可能です。
ヒートマップツールで分析した結果、注目されているコンテンツがページのかなり下の方にあることが判明したとします。この場合は、注目度の高いコンテンツをサイトの入り口に近いページの上の方に移動しましょう。
ユーザーが惹かれるコンテンツは、まず先に読ませることが重要です。興味のある記事を先に読ませると、次の記事を期待しスクロールが促進されるからです。ひいてはコンバージョン率UPにも繋がるでしょう。
たったこれだけの改善ですが、高い効果を得られる場合があるのであなどれません。ヒートマップツールで分析すれば、コンテンツの的確なレイアウトを見つけ出すことができますよ。
ヒートマップツールを活用すると、ユーザーがクリックしている場所がわかります。その中で、クリックする場所でない部分をクリックしているのを発見する場合があります。
仮説として、ユーザーはタグをコピーしようとしたのではないか、拡大表示できると思ったのではないか、などと考えられるわけです。
これらの仮説はユーザーが欲している作業であると考えられるので、コピー可能なデータを載せたり、拡大表示できるように改善すると良いでしょう。
ヒートマップを活用するとユーザーニーズを想定し改善ができるので、コンバージョン率UPに貢献できることが期待されます。
立ち上げたサイトの反応や改善点を見つけたい場合は、ヒートマップツールを活用すると非常に便利です。色で可視化されたデータ分析は、スタッフや関係者間で瞬時に共有でき業務が円滑に進みますよ。
ヒートマップツールを使えばサイトを改善でき、より高いクオリティにすることでコンバージョン率を上げることができるでしょう。ユーザーの動きを把握することは、サイトリニューアルにも有益です。ヒートマップのツールはさまざまあるので、自社が欲しいデータ分析をしてくれるものを選んでくださいね。
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