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2016年3月17日
アドビアナリティクスとは、Photoshopで有名なアドビシステムが手掛けるアクセス分析ツールです。
名前は聞いたことがあるけれど、「Googleアナリティクスと何が違うの?」「結局どっちが良いの?」というマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。そして、アドビアナリティクスは上級者向けのツールと言われていますが、細かく分析したい人に向いています。
今回は、両者の違いやアドビアナリティクスにできること、使うべき便利な機能、導入する上での注意点などを解説します。
目次
アドビアナリティクスでは、Googleアナリティクス同様ページ別の閲覧回数やコンバージョン率、アクセスされた時間や曜日情報、アクセスしている場所情報などを知ることができます。加えて、ほかのツールにはない多彩な機能を備えており、分析したい内容に合わせて柔軟なカスタマイズが可能です。
両者の決定的な違いは、有料か無料かという点です。Googleアナリティクスは無料なのに対し、アドビアナリティクスは有料で4段階のプランが用意されています。
また、Googleは分析で得たデータが利用される可能性があるのに対し、アドビアナリティクスではデータの所有権は利用している側にあります。このようなことからセキュリティ重視でツールを導入したいという人には、アドビアナリティクスが好まれる傾向があります。
アドビアナリティクスで使うべき便利な機能を紹介します。
アドビアナリティクスでは高い自由度のカスタマイズ機能があります。設定できる項目は最大150個で、コンバージョンもミニコンバージョンやクリック計測など細かく分析することが可能です。また、「ワークスペース」という機能を使えば、画面上でドラッグ&ドロップ操作をするだけで直感的に指標を掛け合わせた分析ができます。
あらかじめ設定したディメンションと指標を、行単位で確認することができます。管理画面で簡単なデータの集計を表示させることもできるので、一目で現状が把握できます。マーケティング担当にとって、日々の現状報告やレポーティングは欠かせない作業ですが、レポート機能を活用すれば分析の時間を大幅に短縮できます。
アドビアナリティクスを導入する前に知っておきたい注意点を紹介します。
アドビアナリティクスはカスタマイズ機能が充実していることが最大の特徴である一方で、自由度が高すぎるがゆえに難易度が高いという欠点があります。そして、設定できる項目が多いため、初心者は機能を使いこなせないこともあるようです。
Googleアナリティクスは、少し検索をすれば参考情報が簡単に出てくる一方で、アドビアナリティクスは参考情報や資料が少ないです。そのため、アクセス解析の経験や知識があったほうが、操作はしやすいと思います。
アドビアナリティクスにできることやGoogleアナリティクスとの違い、メリットなどを紹介しました。
カスタマイズ機能やレポート機能が充実している一方で、初心者には少し難易度が高いです。ただ、サイトの現状を細かく分析したい、効率的に解析したいという人には向いていると言えるでしょう。どのようにしてアクセス分析をおこなっていくのかを具体的に想像し、運用者に適したツールを導入しましょう。
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