2021年10月25日

企業のホームページの重要性は、今までにないほど高くなっています。今までホームページ制作をしてこなかった企業や、既存のホームページをスタイリッシュなものに変更したい会社のニーズが増えています。ホームページ制作にかかわる職種の一つとして、WEBデザイナーが挙げられます。こちらでは、WEBデザイナーの役割や、ホームページ制作の際のかかわり方を考えていきます。

WEBデザイナーはどんな仕事をしているか

WEBデザイナーは、ホームページのデザインなど、クリエイティブな部分の役割を担っています。クライアントに加え、ホームページの閲覧者であるユーザーの目的にかなうものにするため、見やすく使いやすいWEBデザインの企画や制作を行うのが、WEBデザイナーの主な役割です。WEBデザイナーの具体的な仕事内容は以下の通りです。

ホームページ制作でWEBデザイナーが最初に行うのは、制作するホームページの大まかなレイアウトを決めることです。ホームページの基本的な構成やボリュームを考え、ビジュアルや全体のイメージを決めます。企業のホームページ制作の場合、その会社が発信したいイメージを大切にしつつ、見た目の美しさを考慮することも忘れません。高いデザイン性とともに、画面の見やすさや操作性といったユーザーインターフェースも考えて設計します。分業制をとっている制作会社では、こちらの視認性や操作性に関係した設計をUIデザイナーが担当することがあります。

大枠や方向性が決まると、ホームページのデザイン制作に入ります。WEBデザイナーが行うのは、ホームページの色合いや装飾決めになります。グラフィックソフトを使い、ホームページの配色やロゴをデザインしたり配置していきます。作業の最後に、デザインカンプと呼ばれるデザインデータを作成します。なお、こちらの作業は、クライアントと相談しながら、制作責任者であるWEBプロデューサーやWEBディレクターとともに進めるのが一般的です。ホームページは、HTMLやCSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使って制作されます。この作業をコーディングと呼びますが、WEBデザイナーがコーディングを兼務することもあります。

ホームページ制作を依頼する際の注意点

上述でも少し触れましたが、ホームページ制作会社では、各仕事を分業の形で行う場合があります。分業制をとっているケースでは、各業務のクオリティは高くなるものの、デザインしたコンテンツをコーディングするとイメージが変わったり、作業をまたいだ問い合わせのレスポンスが遅くなったりすることがあるため、注意が必要です。自社にとって満足いくホームページ制作を行うためには、丸投げ姿勢ではなく、制作者や制作会社と主体的にかかわり、認識の齟齬が発生しないよう、密にコミュニケーションをとることが重要になります。

まとめ

ホームページ制作ではWEBデザイナーに大きな役割がある

ホームページ制作においてWEBデザイナーは大きな役割を担っています。デザインの方向性をつかみ、実際にホームページのデザインを行う作業を担当するので、WEBデザイナーに自社の考えや実現したいことをうまく伝えられるかが、満足度の高さに影響してきます。分業制をとっている場合は特に、コミュニケーションを密に保ち、主体的にかかわる態度が大切になります。