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2016年5月16日
少し前までは、会社で仕事をするのが普通の社会でした。ところが、時代が進み徐々に自宅やその他の場所で仕事をする人が増えてきています。そのことにより「テレワーク」という言葉を聞く機会も増えてきました。
そのような中、職場がテレワーク導入の流れになっている人もいるかもしれません。そこで、今回はテレワーク導入に関する基礎知識をご紹介します。
目次
勤めている会社で「テレワークが始まる」といわれても慌てないように、まずはテレワークとはどのようなものかを知っておきましょう。
テレワークとは、「テレ=離れたところ」と「ワーク=働く」の造語です。「会社から離れたところで働く」という意味ですが、場所は必ずしも自宅を指すわけではありません。
テレワークのよいところは、身体や家庭の事情により通勤が困難な人や、会社から遠く離れた居住地の人でも環境さえ整えば勤務し続けられる点です。そのため、近年では働き方改革の推進を目指す国の方針により、テレワークが推奨されています。
また、似た名称に「リモートワーク」がありますが、意味はほとんど同じです。「リモート」には遠隔という意味があることから、全員が一つの場所で作業する必要のないIT業界やWeb関連などの専門職グループで、リモートワークという用語が使われています。
テレワークの種類は、主に3通りです。多くの人が最初に思い浮かべるのは自宅での勤務ですが、ほかにも「サテライトオフィス」「モバイルワーク」があります。
サテライトオフィス勤務とは会社から離れたスポット、あるいは専用や共用などにより設置された場所へ、出向いて勤務する形態です。
サテライトオフィスのよいところは、働く人それぞれの状況に合わせて会社へ出勤するよりも、利便性のよい場所で業務を続けられることでしょう。
モバイルワークは、場所にとらわれない働き方のことを示します。例えば、乗り物での移動中、カフェやレストランの中、客先など、そのときどきで場所を選べるのです。
在宅勤務とサテライト勤務は決まった場所や施設で働くのに対し、モバイルワークは場所にはとらわれない働き方ができます。
勤務会社でテレワークが導入されると、自宅で仕事を始める人もいるでしょう。すると、今まで必要のなかったものでも業務のために用意しなければならなくなります。
次にご紹介するのは、自宅でのテレワーク中に必要になる基本的なものです。
テレワークには、ネット環境が必須です。できれば高速で安定したネット回線の契約とパソコンやWi-Fiルーター、LANケーブル、業務に必要なソフトやアプリなどを用意します。
このときに大切なのは、セキュリティ性が高い機材やセキュリティソフトを選ぶことです。
また、疲れにくいデスクやチェア、腱鞘炎になりにくいキーボードやマウスなど必要に応じて揃えましょう。家族がいるために集中しくい場合は、別部屋やパーテーションが必要になるときもあります。
テレワークには、回線を利用した会議が必須となります。一般的に「テレカン」と呼ばれるもので、テレカンファレンス、テレフォンカンファレンス、テレビカンファレンスがそれに当たります。
しかし、現在ではネット回線を利用した「Web会議」が主流です。
Web会議のために導入するのは、Webカメラとヘッドセット、会社が指定するソフトです。Webカメラがついていないパソコンの場合は、別売りを購入しましょう。ヘッドセットとは、ヘッドホンとマイクがセットになったものです。Web会議用のソフトには、Zoomやskypeなどがあります。
また、ビジネスチャットで有名なのは、ChatworkとSlackです。業務管理ソフトもありますので、会社指定のものを準備しましょう。
在宅勤務だけに限らずサテライトオフィスを利用した場合、出勤して仕事をしていたときには掛からなかった費用が発生します。例えば、パソコンやプリンター、FAX、見落としがちな毎月のネット回線料や光熱費、サテライトオフィスの利用料です。
それらの費用負担がどうなるのかをきちんと会社と話し合った上で、テレワークを導入するようにしましょう。
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