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2016年5月26日
広告を打ち出したり、記事を作成したりするときに「ペルソナ」という言葉を耳にしたことがある人もいるでしょう。
しかし「ペルソナとはどういう意味?」と問われてもきちんとした説明をできない人が多いかもしれません。
そこで、よく耳にするけれどはっきりとした意味が分からないペルソナについてご紹介します。
目次
「ペルソナってなに?日本語で言ってくると分かりやすいのに」と思ったことはありませんか?
しかし、最近では広告関連のみならず、副業でライターをしたり、ブログやアフィリエイト記事を書いたりしている人にとっても身近なものになりつつあります。
そこで、ペルソナについて基本的なことを見てみましょう。
ペルソナとともによく聞く言葉に「ターゲット」があります。どちらも記事を書いたり、マーケティング調査をしたりするときに重要なものです。ところが、この二つは似ているようで大きな違いがあります。
ターゲットは大きなくくりの層をいい、ペルソナはもっと細かいところまで絞ったものを指すのです。
例えば、ターゲットは30代前半の女性だったとします。しかし、30代前半の女性といっても状況はさまざまです。仕事をバリバリ頑張っている独身女性、子どもが生まれたばかりの専業主婦、子どもが小学生の働くママなどが考えられます。
このように状況が違えば立場も違いますし、住んでいる場所によっても求めるものが変わってくるかもしれません。そこで、どのような人となりなのかというところまで突き詰めていくのがペルソナです。
それでは、ペルソナとは具体的にどのようなものなのでしょうか?ここでは、一例を用いてご説明します。
<ターゲット>30代前半女性
<ペルソナ>
氏名:伊藤恵美
年齢:32歳
職業:専業主婦
住所:千葉県千葉市
家族構成:地方公務員の夫、5歳の娘、3歳の息子の4人家族
性格:几帳面
趣味:パン作り
その他:下の子が幼稚園に入園したので、仕事を探している。よくネット通販を利用する。
このように抽象的な30代女性というものではなく、人物像を設定し肉付けして具体的にイメージしたものを提示するのがペルソナです。
何も考えずに「多くの人に読んでもらおう」と考えてブログなどを始め、そのまま書きたいことを詰め込んで書いていませんか?これは、初心者なら誰でも陥ってしまう部分です。
実はこのやり方は、Web上で読んでもらう文章としてあまりよい方法ではありません。
それでは、読んでもらうためにどうすればよいのでしょうか?
それは、最初にペルソナを設定することです。
こちらではペルソナを設定するメリットをご紹介します。
「多くの人に読んでもらいたい」という気持ちでブログや記事作成をするのは、普通の心情です。そのため、これが悪いわけではありません。
しかし、Webで公開する文章を多くの人に読んでもらおうと思ったときには、この気持ちで書き始めると読んでもらえる可能性が低くなります。なぜなら、あまりにも想定範囲が広過ぎて検索した人が読みたい内容が入っていなかったり、情報の過多や過少が起こったりして読みづらくなるからです。
ブログなどでも子育てママをターゲットにして育児に特化したものにすると、読者が増えていきます。また、20代におすすめのプチプラ化粧品を紹介する記事なら、プチプラ化粧品が目的の若い人たちに読んでもらえるでしょう。
このようにターゲットを決めたら、幼稚園までの子どもがいる30代前半のママ、20代前半でアルバイト中の保湿重視プチプラ化粧水が欲しい女性などと細かく考えていきます。
同じ子育て中のママでも、未就園児と中学生では欲しい情報が違いますし、同じプチプラでも保湿と美白では違ってくるものです。
このように想定人物を決めたら、相手が欲しい情報は何かを考えて記事を書くようにしましょう。
Webで文章を書くときはまず、ターゲットを絞りペルソナを設定することが大切です。ネット上の記事は、文学的な魅力のある文章より、短い文章で的確に伝わる記事の方が読まれる傾向にあります。
そのため、ペルソナを設定しピンポイントの情報が書かれてある記事が、ユーザーにとっては親切な情報となるのです。
最初は、細かく人物を決めて書くのが難しいと感じるかもしれません。そのときは、頭の中に具体的な人を浮かべながらペルソナを作って書いてみてはいかがでしょうか。
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