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2016年6月8日
vpsとは、レンタルサーバーでありながら、仮想化技術によって専用サーバーと同等の機能を備えた、仮想の専用サーバーです。専用サーバーのような自由度があるため、独自でアプリを利用したい人や、仮想OSを利用したい人、Javaを使いたい人に適していると言われています。
vpsについては、「エンジニアの人が使うやつでしょ?」といった漠然としたイメージをお持ちの方も多いかもしれません。しかし、内容を知っておくと使いたいツールを導入できたり、使いやすいプログラミング言語をインストールしたりすることもできるようになります。
今回は、vpsの意味や、他サーバーとの違い、利用上のメリットなどについて解説します。
目次
vpsとはバーチャルプライベートサーバーの略で、レンタルサーバーでありながら専用サーバーと同等の機能を備えた仮想の専用サーバーを意味する言葉です。
vpsでは、物理サーバーにインストールされているOSの上に、ユーザー各々に仮想のサーバーが与えられます。ユーザーには管理者権限が与えられ、それぞれの範囲内で自由度の高い操作が可能となります。
分かりやすく例えると、OSという建物の基盤の上にマンションが建っているイメージです。ユーザーはそれぞれの部屋の中で、自由にレイアウトを変えたり、好きなように行動できたりするというわけです。
vpsの他にも、以下の3つのサーバーがあります。
レンタルサーバーとは、1つを複数のユーザーで共有して使うサーバーのことです。
vpsがマンションだったのに対して、こちらはシェアハウスのようなイメージを持つと分かりやすいかと思います。共有するため他のサーバーに比べて安く利用できます。
しかし、他のユーザーの影響を受けやすい、各種制限があるというデメリットもあります。
サーバー1台を一人で専有して使えるのが、専用サーバーです。
一戸建てのようなイメージで、自分の好きなアプリをインストールしたり、OSを選んだりすることもできます。自由度が高くハイスペックのため、利用料金が高くなることもあります。
vps同様、ユーザーそれぞれに仮想のサーバーが与えられるのがクラウドサーバーです。
vpsと違う点は、後から資源を拡張できるといった点です。お金をかければ部屋を拡張できるイメージですが、vpsよりは少し料金が高くなります。
vpsには他のサーバーに比べお得に利用できるなど、いくつかのメリットがあります。ここでは、vpsのメリットとデメリットを紹介します。
vpsのメリットは以下の3点と言われています。
・スペックに対して安い
・自由度が高い
・他のユーザーの影響を受けにくい
vpsのメリットとしては、安い・自由度が高い点が挙げられます。
具体的には数百円~数千円程度の料金で利用できるため、コストを抑えながらある程度のカスタマイズをしたい人に向いています。中小企業で定期的にかかるコストを抑えたい場合にも、適していると言えます。
メリットがある一方で、以下の2点のデメリットもあります。
・インターネットが必要
・専用サーバーほどの自由度はない
vpsのデメリットとしては、インターネットに接続されていないと使えない、専用サーバーほどの自由度はないという点が挙げられます。回線に障害が発生すると使えなくなるので、いざというとき困ってしまうこともあるようです。
vpsについて基本的な意味や、他のサーバーとの違い、メリットなどをお伝えしてきました。
vpsはこれまでの専用サーバーに比べ、費用が安く、自由度が高いものです。ビジネス利用にも使える高性能なスペックを持っているので、個人だけでなく中小企業にもおすすめだと言えるでしょう。
今回紹介した内容を参考にして、運用に合ったサービスを選んでみてください。
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