WEB
2016年6月20日
Googleに年に数回行われるコアアップデートは、サイトの管理者であれば知っていて当然の注視すべき内容です。アップデートによって自身のサイトの順位が大きく変動することは当たり前で、一気に順位が下がってしまうこともあります。
最近では2020年の1月にアップデートが行われましたが、まだ大きな影響が出ていないため考察が難しい段階です。今回は、2019年9月に行われたアップデートの内容について解説していきます。
目次
Googleは常に新しい情報や、ユーザーが求める情報を検索結果に表示してくれています。ユーザーの需要とマッチさせるためにも、検索の精度を上げるために年に数回アップデートを行っています。アップデートを行うことで、ユーザーの検索意図とかけ離れたコンテンツや、関連性がないサイトなどは検索上位から除外されるようになります。
一方で、ユーザーにとって有益なコンテンツは検索上位に上昇するようになります。Googleのアップデートによって、サイトの明暗が大きく分かれるので、管理者は常にアップデートを注視しておく必要があります。
2019年には、3月・6月・9月にアップデートが行われました。この時のアップデートによって、健康系ジャンルのサイトが順位変動の対象になったと言われています。健康系のジャンルとは、「病院」「整体院」「薬局」「歯科クリニック」などです。
検索ワードと関連性の低いコンテンツの順位は下がり、関連性の高いコンテンツが上位表示されるようになりました。それだけ検索の精度が上がったということですが、順位が下がったサイト管理者にとってはかなりの痛手となりました。
2019年のアップデートから、Googleで検索上位になるためにすべきことが見えてきました。それは、「検索キーワードに対して明確な答えを返すこと」です。例えば、「脱毛費用」という検索キーワードに対して、脱毛の種類や店舗などを詳しく紹介してもあまり意味がありません。まず費用を明確に伝えた上で、リアルな体験談や写真など、他サイトにはないコンテンツを用意することが大切です。
「Googleからの流入を増やす努力をする」ことも検索順位を上げるためには欠かせません。Googleからサイトに訪れる人を増やすためには、コンテンツの量を充実させる必要があります。ユーザーの検索意図にマッチしたコンテンツが増えれば増えるほど、流入も増えてくれます。ユーザーの意図に合った強いコンテンツを1つ作ったら、周りを固めるように関連性の高いコンテンツを増やしていきましょう。
「サイトの滞在時間を長くする」ことも、今回のアップデートによって、手を入れていくべきことの1つとなりました。「1つのページだけ見て帰る」のではなく、内部リンクから関連するページに飛んでもらったり、じっくり読んでもらえるように内容を詰めたりなど、工夫を凝らしましょう。
Googleのアップデートは、ユーザーが快適にGoogleを利用するために行われるものです。サイト管理者自身が、ユーザーのために「有益なコンテンツが作れているか?」を再確認できるチャンスでもあります。
ただ、ユーザーの疑問を解決するような、高品質なコンテンツづくりを常日頃から心掛けていれば、順位が一気に下がるようなことはありませんし、アップデートも怖くなくなります。
もし順位が大幅に下がってしまったら、アップデートの内容をしっかり研究して、コンテンツを作り替えたり、ブラッシュアップをしたりなど、サイトの順位を上げる努力をしましょう。
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