2016年6月24日

近年、求人が急増している「webデザイナー」。その名の通りwebサイトのデザインをする仕事ですが、「web」となると専門的な知識が必要になってきます。Webの専門的知識は難しいように思いますが、実際は独学で知識をつけて、働いている方も多くいらっしゃいます。未経験OKでwebデザイナーの求人が出ていることもありますが、就職活動をする際に強い味方になるのが「資格」です。今回は、webデザイナーになるために持っておくべき資格について、ご紹介します。

独学でも資格があればwebデザインの仕事に就ける可能性アリ！

現在は情報社会になり、webサイトの需要が高まったため、web系の仕事がどんどんと増えています。webデザイナーはHTMLやCSSなどのマークアップ言語を駆使してweb サイトをコーディングしたり、webサイトの見た目をデザインするのが主な仕事です。マークアップ言語やデザインについての参考書は本屋に行けば買うことができますし、お金をかけたくない場合はYouTubeなどで講座の無料動画が出ているので、それらを使うことで独学で知識をつけることができるのです。しかし、独学となると実績が作れないのがデメリットになります。そこで、強い味方になってくれるのが「資格」です。フリーランスで働く際にも就職活動をする際にも、資格はあなたが実力を持っていることを証明してくれます。

それでは、どんな資格を持っているとwebデザイナーとして働く際に有効なのでしょうか？

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定とは、厚生労働省認定のウェブデザインに関する学科と実技についての試験が行われます。1級から3級まで用意されており、実務経験がない方は3級からしか受験することができません。3級を合格すれば2級が受験できます。しかし、1級に関しては2級の合格かつ、その後2年以上の実務経験がある方でないと受験することができません。独学であれば2級を取ることができれば、就職活動で積極的に使うことができるでしょう。試験内容はデザインに関する知識もありますが、webサイトの運用に必要なシステムの知識やネットについての知識が多く出題されます。デザインテクニックや色彩についての問題は少ないので、これらについての資格は別で取得するといいでしょう。

webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、webサイト制作のデザイン能力およびwebページのコーディング能力についての試験が行われます。スタンダードとエキスパートの2段階に分かれており、ウェブデザイン技能検定と違いスタンダード・エキスパートともに受験資格はなく、誰でも受験できることが特徴です。試験内容は、スタンダードは実技のみの試験でHTMLとCSSでのレイアウトやデザインを表現できること、エキスパートは更に色彩設計や動きのあるデザインをつけることなどが加わり、知識問題も試験に入ります。エキスパートの資格を持っていると、webサイト運営についての知識も持っていることがわかるので、就職活動で活かしたい場合はエキスパートまで持っていると心強いでしょう。

色彩検定

色彩検定はweb系の仕事とは関係ないようなイメージがありますが、webデザイナーを目指すなら取得をしておくと自信を持ってデザインをすることができる資格です。「色」は世の中に溢れており、人間が受ける影響は非常に大きいです。分かりやすい例を挙げると、食べ物がフレッシュな鮮やかな色だと美味しそうに感じ、青っぽい色だと食欲が減退しますよね。Web上でも、そのような影響を受けているのです。Webサイトを制作するにあたって、依頼主のイメージに合った色合いで作ることは必須になってきます。このような場合にも柔軟に対応できるように、webデザイナーになりたい場合は色彩についての知識は持っている必要があります。

まとめ

Webデザイナーとして働く際に持っていると有効な資格について、ご紹介しました。

今回は3種類の資格をご紹介しましたが、世の中には他にも資格が多く存在します。「webデザイナー」と一括りにしても、会社で働く場合はコーディングとデザインのどちらもすることは少ないでしょう。コーディングとデザインは仕事としては全く違うので、あなたが得意な方を強化する資格を選ぶと、より就職に有利になるでしょう。