WEB
2016年7月3日
ユニバーサルデザインと聞くと、建築や乗り物などを想像する方は多いと思います。
インターネットが普及している今、ユニバーサルデザインはWeb業界でも多く取り上げられています。すべての人が快適に見られるWebサイトを作るためには、Webのユニバーサルデザインを知っておくことも大切です。
今回は、Webサイトにおけるユニバーサルデザインの概要と作成時の注意点を説明します。今後のコンテンツ作りに役立ててみてくださいね。
目次
Webサイトのユニバーサルデザインは、総務省が提言した「u-Japan構想」から成り立っています。誰でも快適なインターネットを見られる社会を目指しており、すべての人がインターネット情報を利用できることが目的です。
そのためには大きく2つのポイントがあります。ポイントを押さえて「誰にでもやさしいデザイン」を心がけましょう。
色の好みは人それぞれです。しかし視覚が弱い方や高齢者にとっては、配色によって見づらいサイトになります。
例えば
・白と黄色の組み合わせ
・紺と黒の組み合わせ
・コントラストの低い配色
などは、コンテンツ作成時は意識してください。
コンテンツで大きな割合を占めるのが文字です。コンテンツを考えるときは、文字の大きさやフォントなども考慮しなければいけません。
視覚障害ではないが読字障害を抱えている方もいます。読字障害とは視力や知的能力は問題ないが、読み書きに限定した障害のことです。すべての人にやさしいデザインを作るためにも、このような障害を抱えている人に配慮が必要です。
具体的にどのような点に注意してWebサイトを作成したらいいのかを紹介します。どれもすぐ対応できるものばかりなので、今まで作成したコンテンツも見直してみてください。
ユニバーサルデザインは、誰もが平等に利用できるサービスです。そのため、複雑なサイト構成は好ましくありません。簡潔でわかりやすいサイト作成を目指してください。
また、多くのサイトでは画像掲載していると思いますが、画像も一工夫することで障害者の方にもやさしいサイトに早変わりします。
画像は代替テキストを使うと、音声ブラウザを使って読み上げてくれます。
色の使い方で重要なのはコントラストです。とくに色覚障害者の方は色だけで内容を把握できないため、色だけの表現は控えましょう。
形や大きさを一工夫するだけで、多くの方が識別可能になります。コントラストは低くすると識別しにくいため、上げるよう努力してください。
ユニバーサルデザインの概要で説明したポイントを押さえておけば安心です。
リンクテキストも一工夫で、障害者の方にとってやさしいコンテンツになります。「こちらをクリック」というリンクテキストにしているサイトも多いですが、この文言は内容が想像できるようなものに変えてみてください。
音声ブラウザがリンクテキストも読み上げてくれるので、視覚障害者の方がわかりやすくなります。
Webサイトの文字は、小さすぎるものは好ましくありません。おすすめなのは16px以上です。このサイズであれば、多くの方が読みやすくなります。
ただし大きすぎると逆効果です。1行に入る文字が少ないため、逆に読みにくくなります。Webサイトの文字は、適度な大きさと視点移動を多くし過ぎないことがポイントです。
障害者の方も健常者と同じようにインターネットを使うために、Webサイトでユニバーサルデザインを積極的に取り入れてみてください。
Webのユニバーサルデザインは少しの工夫で多くの方が閲覧可能になります。ユニバーサルデザインを使うことで、今まで気にしていなかった部分も気付くのではないでしょうか?
「すべての人にやさしいデザイン環境」をモットーにコンテンツを作成してみましょう。
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