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2020年5月23日
こんにちは!
今回はITに関する基礎的な知識を証明できる国家試験について紹介したいと思います。
目次
ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
具体的には、新しい技術(AI、ビッグデータ、IoT など)や新しい手法(アジャイルなど)の概要に関する知識をはじめ、経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)の知識、IT(セキュリティ、ネットワークなど)の知識、プロジェクトマネジメントの知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験です。
ITの資格の中で一番基礎的なもので、幅広い基礎知識を有している証明となります。
大手企業は新入社員は入社前までにITパスポートの合格を推奨したり、全社的に資格取得の推奨をしています。
「iパス」とも言われています。
公式サイト:ITパスポート試験
試験会場は全国にあり、試験日も会場によってまちまちです。
※基本土日に開催
1日に午前と午後の2回行われる場合が多いです。
国家試験の多くは、不合格の場合来年まで待たなくてはいけないのですが、ITパスポートは1年中試験を行っていますので積極的にチャレンジできます。
受験料は消費税込みの5,700円です。
※払い戻しはできないのでしっかりと会場と日にちと時間を確認しましょう
ITパスポートの試験はCBT方式で行われます。
※CBTとはComputer Based Testingの略で、PCを利用したテストのことです。
試験時間は120分で四肢択一式(4つの選択肢の中から1つ選ぶ方法)です。
全部で小問が100問あり、
で構成されています。
企業と法務、経営戦略、システム戦略の3つの分類があります。
企業と法務 | 経営の基本やグラフ、知的財産権等の知識 |
経営戦略 | マーケティングやEコマースといったeビジネス等の知識 |
システム戦略 | 情報リテラシや費用対効果等の知識 |
開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントの3つの分類があります。
開発技術 | システム開発の手法・流れや代表的なソフトウェア開発モデルの知識 |
プロジェクトマネジメント | プロジェクトの目的・考え方・過程・手法の知識 |
サービスマネジメント | ヘルプデスクや情報セキュリティ監査といったユーザへ提供する情報システムのマネジメント方法やシステム監査の概要・流れ等の知識 |
基礎理論、コンピュータシステム、技術要素の3つの分類があります。
基礎理論 | 2進数、10進数やプログラム言語等の知識 |
コンピュータシステム | コンピュータの構成や機能、性能の知識 |
技術要素 | ネットワークやデータベース、セキュリティ等の知識 |
ITパスポートの合格基準は以下の通りです。
総合評価点600点以上であり、かつ分野別評価点もそれぞれ300点以上であること
総合評価点
600点以上/1,000点(総合評価の満点)
分野別評価点
ストラテジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
マネジメント系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
テクノロジ系 300点以上/1,000点(分野別評価の満点)
各分野で60%以上正解であれば、総合評価点も合格になります。
試験結果は試験終了後すぐに計算され、表示されます。
この瞬間のどきどき感は忘れられません。
友達と行っている場合、試験結果によっては帰り道の空気が重くなります。
合格率はおおむね50%前後となっています。
試験内容に通常のビジネスの場で使用するIT用語やビジネス用語が含まれており、普段の生活で身についている知識が多いので社会人のほうが取り掛かりやすい部分もあると思います。
最年少合格者は9歳、最年長合格者は83歳とのことです。
私がITパスポート取得に向けて行った勉強を紹介します。
3か月ほど勉強して試験を受けて合格しました。
ITパスポートの試験は内容が幅広いため、覚えないといけない用語が多くあります。
とりあえず用語を覚えないと話にならないと思いましたので参考書(安価なもの)を購入しました。
横文字の単語や英語を省略した単語が多くあるので・詳しく・わかりやすく・図もついている参考書がおすすめです。
用語の解説の後にそれに対応した問題が出題されて復習できるものもいいですね。
参考書で1分野の勉強が終わったら「ITパスポート試験ドットコム」で過去問を解きました。
上記のサイトはITパスポートの平成21年からの過去問をランダムで出題してくれるサイトで、分野の指定もできるため復習にとても便利です。
分野ごとに参考書、サイトを行き来し、最後に過去問を一通り終わらせました。
あとは、苦手な分野に絞って復習して試験に臨みました。
ITはIT業界だけでなくどのような業種でも欠かせないものだと思います。
今回紹介したITパスポートはITに関する幅広い知識を勉強できるため取得して損はないと思います。
一度挑戦してみてはいかがでしょうか。
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