WEB
2019年11月21日
こんにちは、今日はIT業界での資格の話をしたいと思います。
IT業界といっても本当に多種多様な職種があってそれに応じて資格も様々な種類があります。
その中でもIT業界で必須な知識を網羅している「基本情報技術者試験」について詳しくご説明します。
目次
IT業界といったら専門知識が必要で特別な資格がいるイメージがあるかもしれません。
しかし実際業務を行うにあたってプログラマーやシステムエンジニアなど数多くの職種で資格は必要ありません。
IT業界ではこれまでの経験や自分の持っているスキルが重視される傾向が強く資格を持っているからと言って特別大きな優遇を受けることがないからです。
ではIT業界で資格は不要なのかと言えばそうではありません。
IT業界で資格を持つことはいくつかの面で大きなメリットがあります。
自分のスキルを客観的に判断できる資格は面接の際に強いポイントとなります。
企業によっては資格取得時のインセンティブがあったり、毎月の給与に手当として上乗せされるケースがあります。
IT企業に勤めていない方にもお勧めの資格がITパスポートです。
この資格はすべての社会人が備えておくべき基本的なIT知識を問われる資格でテクノロジ系、ストラテジ系(経営)、マネジメント系の3つの分野に分かれています。
IT企業に勤めるエンジニアが最初に取るべき資格が国家資格の基本情報技術者試験です。
先ほどのITパスワードと出題範囲に大差はありませんが、より専門的な内容が問われる試験です。
毎年10万人以上のITエンジニアが受験するとも言われていてITに精通していることの証明となる国家資格なのであらゆる業界で需要のある資格といえます。
ITパスワードと比べて難易度が高くなるため合格率はおよそ25%ですが目安として半年学習すれば取得できる資格となります。
試験は午前と午後の二部に分かれていて午後の試験ではプログラミングに関する問題が出題されます。
出題対象の言語は2019年度まではC言語、Java、COBOL、アセンブラ言語、表計算ソフトでしたが2020年の春試験からはCOBOLが廃止されてPythonが追加されました。
Python は人工知能やビッグデータの解析を得意とした言語で近年急激に需要が伸びているプログラミング言語でもあります。
こちらに関してはこの記事内でより詳しい試験内容を記載しているのでぜひご参照ください。
基本情報技術者試験もそれなりの難易度がありますがより高度な知識を必要とされる試験はたくさんあります。
そのうちの一つが応用情報技術者試験です。
受験者数に対する合格率は23.4%ほどですが受験率が低く応募者全体での合格率は10%台前半となり難易度の高さがうかがえます。
今回紹介する資格の中で最も難易度の高い資格がこのネットワークスペシャリストです。
平成29年秋の試験では応募者に対する合格率が8.9%で国家試験の中でも特に難関とされています。
試験内容に論述が含まれている点も難易度が高くなる要因の一つで独学で勉強する場合は半年から1年を目安に考える必要があります。
午前と午後の試験はそれぞれ150分あり午前試験では80問のマーク式問題が出題されます。
午後試験は大問が13題ありその中から7問に回答する形式で、こちらも選択式です。
合格基準は午前・午後どちらも正答率が60%以上となります。
午前試験80問のうち50問がIT技術を問うテクノロジ系から出題されていて、重視されていることが分かります。
テクノロジ系だけでも「基礎理論・アルゴリズムとプログラミング・コンピュータ構成要素・システム構成要素・ソフトウェア・ハードウェア・ヒューマンインタフェース・マルチメディア・データベース・ネットワーク・セキュリティ・システム開発技術・ソフトウェア開発管理技術」の13要素から構成されていて計画的な学習が必須となります。
対策としては学習計画表を作成して自分の今の学習レベルを常に把握しておくこと良いでしょう。
IT業界を目指している方は自分の知識を証明する手段として資格の取得を目指すのも一手です。特に基本情報技術者試験はIT業界で必要となる知識が普遍的に含まれているのでファーストステップとして最適な試験と言えるでしょう。
また、技術的な面だけでなく労働法などの法律面も出題されるため一生使える知識を身に付けることができますよ。
お問い合わせ
サービスやお見積りのご相談を承っております。 どうぞお気軽にお問い合わせください。
サービスやお見積りのご相談を承っております。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
メールでお問い合わせ