2022年6月27日

RPA（Robotic Process Automation）を活用することによって、どのようなことが可能になるのでしょうか。そもそもRPAとはどのようなツールのことを指しており、メリットやデメリットはどのようなものがあるのか、従来のシステム開発とは何が違うのか、Webサイトの制作や運用にどのように関わらせていくことができるのかなど、RPAについて詳しく紹介していきます。

RPAとは

RPAとは、（Robotic Process Automation）の頭文字を取った言葉です。機能の特徴として、人がパソコンで行っている業務を自動化で行うことができます。実際に行う作業の手順を入力することによって、人が行うのと同じようにシステムやアプリケーションを使って実行することができ、一度業務自動化をさせてしまえば、設定した内容については実行してくれるため、業務を効率化してくれるというメリットが挙げられます。ただし、RPAは設定された通りのことしか行うことができません。ですので、自ら考える必要がある業務や手順が変更する業務には適していません。定型的な単純作業を繰り返す内容の業務の方が、RPAの効率を引き出すことができると言えるでしょう。

RPAで出来ること

RPAは決まった工程の作業を繰り返し行うことが得意です。ですので、新しく何かを開発するというよりも、今まで人の手でしか行うことができなかった業務をさせて、全体的な業務の効率化を図ることが得意とされています。

同じ業務であっても、人が行うよりも短時間で確実に行うことができるので、全体的に人の負担を軽減させることができ、コスト軽減につなげることができます。また、大量のデータ入力を行うことができるので、大量のデータの中から必要な情報を抜き出して、データを転記、資料を作成するといった業務もこなすことができます。

複数のツールを連携させることにより、複数段階にわたる業務もRPAが得意としている分野であるため、上手に活用することにより、業務を一気に自動化、短縮化させることができます。

Webサイトの運用においても、RPAを使うことによって、データ収集や集計などができるので、必要なデータの抽出や集計はRPAが間違いなく行い、手が回りきらなかった業務や妥協せざるを得なかった業務に向き合うことができるようになります。

RPAとシステム開発の違い

RPAの大きな特徴のひとつとして、プログラミングの知識がなくても開発が可能であるという点が挙げられます、ほかのITツールでは、システム開発やカスタマイズが必要であるため、開発や導入にITに強い人材を確保する必要がありますが、RPAは比較的容易に導入を行うことができます。時にRPAはシステム開発と同様に扱われることもありますが、これらの点からシステム開発は業務の基礎を固め、RPAは業務に柔軟性をもたらすとされています。

まとめ

RPAを活用することによって

RPAを活用し、業務を自動化することによって、今まで手が回せなかった業務や見えなかった部分の業務に目を向けることが可能になります。特に、RPAはシステム開発やプログラミングに関する知識やスキルを持たなくても、開発や導入、メンテナンスが行えるため、今後さらにRPAの導入や活用を検討する企業は増えていくのではないでしょうか。